マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」への感染者を確認 静岡県内今年5例目

静岡県は今年に入り県内5例目となるマダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」への感染者が確認されたと発表しました。

画像: マダニが媒介する感染症「日本紅斑熱」への感染者を確認 静岡県内今年5例目

 日本紅斑熱への感染が確認されたのは、西部保健所管内在住の50代の男性です。

 男性は7月17日から発熱、発疹などの症状があり、その後検査を行ったところ、日本紅斑熱の病原体遺伝子が検出され、感染が判明したということです。

 県によりますと、男性はマダニに咬まれた自覚はありませんでしたが、自宅の庭で作業をしていたことから、マダニに咬まれたことで感染したと推定されるということです。

 男性は現在も入院中ですが快方に向かっています。

 県内で日本紅斑熱への感染が確認されるのは今年に入り5例目です。

 県は、春から秋にかけてはマダニの活動が盛んになる時期だとして引き続き、野山や畑等の屋外でマダニに咬まれないよう注意を呼び掛けています。