平和への思い新たに 島田空襲から77年… 被爆者慰霊のつどい 静岡・島田市

47人が犠牲となった島田空襲から26日で77年。静岡県島田市では慰霊のつどいが行われ、平和への思いを新たにしました。

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平和への思い新たに 島田空襲から77年… 被爆者慰霊のつどい 静岡・島田市

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 午前、島田市扇町の公園に建てられた慰霊碑の前で、遺族らが犠牲者に黙とうを捧げました。1945年7月26日の午前8時34分、アメリカ軍のB29爆撃機が島田市に長崎型原子爆弾の模擬爆弾といわれる重さおよそ4.5トンの通称「パンプキン爆弾」を投下。33人が即死するなど合わせて47人が死亡。150人余りが重軽傷を負い、400戸以上の家屋が全半壊しました。
 今年の慰霊のつどいも新型コロナの影響で2021年に引き続き参加人数を制限して行われました。染谷絹代島田市長が「平和で安心して暮らせる社会を実現するため、全力を尽くします」と式辞を述べました。
 続いて爆弾が投下された地区にある島田第二小学校6年の山田奈都さんが、平和への誓いを読み上げました。

山田奈都さん:「すべての国が平和を求めていると思います。ですが一部の人間によって平和という願いを崩してしまうと、私はその国に平和は2度と訪れないと思っています。それはとても悲しいことです。『人を傷つけ不幸にするものはいらない』。この平和都市宣言をいろいろな人に広め平和が訪れてほしいと思います」

 参列者は犠牲者の名前が刻まれた「平和之礎」に菊の花を手向け、平和への思いを新たにしていました。