市内の死者・行方不明者１００人…大津波で大きな被害　関東大震災から１００年　静岡・伊東市で被害伝える特別展

　特別展「伊東の関東大震災」では、津波被害の写真や当時の資料などおよそ８０点が展示されています。こちらは川奈港に迫る津波の第１波を捉えた写真で波頭が写っています。他にも津波到達直後の川奈や松原地区などの被災の模様が写され、大川橋に漁船が乗り上げた写真もあります。関東大震災全体では、火災による犠牲者が９割を占めましたが、伊東市は、最大でおよそ７．５メートルの津波により、死者・行方不明者およそ１００人、流失家屋５２９棟の大きな被害を受けました。

来場者：「住民として、（過去を）しっかり理解をして、これからの備えを地域の方々と一緒に考えてみたいと思いました」

伊東市教育委員会　金子浩之さん：「次に地震が来るのはいつ来るか分かりません。わずが数メートルの津波でも、家屋は流失しますし、命を危険にさらしてしまいます。ですから、是非そういうことを日頃から感じて頂く、気を付けて頂くことをお願いしたいと思います」

　この特別展は１０月末まで開かれています。

　　　（９月１日放送）