『生きた化石』ツチブタのフラハに南アフリカ生まれのお婿さん 国内の動物園の「種の保存」にも期待 静岡市・日本平動物園
静岡市の日本平動物園の12歳のメスのツチブタ「フラハ」に、南アフリカ生まれの2歳のオスが婿入りしました。繁殖が期待されています。
ツチブタは豚の仲間ではなく、唯一の「ツチブタ目」の動物で、2000万年前からほとんど姿を変えていない「生きた化石」と言われています。
日本平動物園のツチブタ「フラハ」は、12歳の繁殖適齢期。パートナーを探していましたが、このほど、南アフリカ生まれの2歳のオスが来園し、8日から一般公開されています。
動物園では、7月15日から8月13日まで、来園者を対象にオスの名前を募集し、応募数や命名の理由、呼びやすさなどを考慮して名前を決める、ということです。
かわいい2世の誕生が待ち望まれますが、動物園では、外国生まれの新たな血統で、国内の動物園の「種の保存」の面でも期待できる、としています。