電車の脱線を想定…南海トラフ地震に備えてJR東海が地震防災訓練 浜松市
南海トラフ巨大地震に備え、JR東海が電車の脱線を想定した訓練を行いました。
午前、浜松市で行われたJR東海の地震防災訓練には社員およそ10人が参加しました。
今回の想定は、南海トラフを震源としたマグニチュード9・0の地震が発生し、車両の一部の車輪がずれ脱線した想定です。
まず、専用の機材を使って車体を持ち上げます。次に、車輪の位置を線路に合わせて修正します。最後に車体を線路上に戻して完了です。
およそ1時間半ほどかかった復旧作業。JR東海によりますと車両中央部の脱線復旧は先端部分の脱線と比べると難易度が高くなるということです。
JR東海静岡支社運用車両課 横田英二郎 課長「スムーズさという意味ではもう少し向上の余地があると思いました。学びがあったのでしっかり振り返って次回以降に活かしていきたいと思います」