静岡県初!未就学の女児が暗算検定4段合格 小2の姉も6段で先生は「勝ちたい意識がすごくある」 浜松市
中野アナ:すごい検定に合格したって聞いたんだけど、何に合格しましたか?
瑚子ちゃん:全珠連(全国珠算教育連盟のテスト)の4段。いつも頑張ったら(合格できた)。
中野アナ:そろばんの何が好き?
瑚子ちゃん:暗算!
瑚子ちゃんの特技は暗算。速さと正確さを判定する検定で4段に合格。熱心にそろばんを習う小学校高学年の児童でも、合格は難しいといいます。
『暗算』で連想するのがフラッシュ暗算。3桁の数字を8つ足す暗算です。
先生:はい、答えを言ってください
瑚子ちゃん:5976
先生:あっていました。
難なく正解する、瑚子ちゃん。全国珠算教育連盟静岡県支部によりますと、未就学児の4段合格は県内で初めてです。
暗算検定はかけ算と割り算、それに足し算と引き算を組み合わせた「見取り算」の3種類。問題は全ての段位共通で、それぞれ40問を制限時間3分で解きます。いずれも1問5点の200点満点。4段に合格するには3つ全てで110点が必要です。
中野アナウンサーが、暗算検定の練習問題に挑戦しますが…。 答えを出せそうな気配がありません。
一方、瑚子ちゃんはというと…。わずか3分間で、この複雑な割り算を31問も回答! 1問あたり6秒しかかかっていません。その結果は… 31問中30問正解。テストなら8段です。
ミスは、たった1問。早く正確に暗算できる秘密は、瑚子ちゃんの頭の中にあります。
中野アナ:計算解いているときに指を動かしていたけど、あれはどうして? 瑚子ちゃん:頭の中にそろばんあって(計算していた)
中野アナ:指を動かすと解けるようになるの?
瑚子ちゃん:うん
そろばんを思い浮かべながら計算。さらに問題を解きながら次の問題をみて、回答の準備をしていることも驚異的なスピードの秘密だといいます。
瑚子ちゃんがそろばんを習い始めたのは今から2年半前、3歳8カ月のときでした。
瑚子ちゃん:お姉ちゃんがやっていたから。(お姉ちゃんは)上手。
中野アナ:お姉ちゃんみたいになりたい?
瑚子ちゃん:うん
瑚子ちゃんが、そろばんを始めるきっかけとなった小学2年の瑠月ちゃんは現在、暗算6段。瑚子ちゃんは週6回、1日2時間教室に通い、2歳年上の姉の背中を追っています。
6歳での暗算4段合格に、60年以上教室を続けている、荒木田塾長も驚きを隠せません。
小沢渡珠算塾 荒木田富枝塾長:「暗算が素晴らしいと思う。最初から暗算が好きだった。瑚子ちゃんはお姉ちゃんに勝ちたいという意識がすごくある。やめと言ったときにどちらかが動いていると、「やめろよ!」とか言ったり(笑)、他の子たちの目標にもなっています」
県内最速記録を更新する小学校低学年での暗算最高位10段を目指す瑚子ちゃん。将来の夢は医者になること。暗算10段取得に向けて、そろばんを思い浮かべる頭の中では、次のビジョンも描いています。