大井川鉄道 金谷-家山間運転再開前の試運転 SL C-56の修繕も始める
台風15号の被害を受けた大井川鉄道は16日から金谷~家山間で運転を再開します。13日は再開を前に試運転を行いました。
大井川鉄道の大井川本線は台風15号による土砂崩れなどの影響を受け、9月24日以降全線で運休しています。
13日は16日の一部運転再開を前に、2両編成の普通電車で速度を時速30キロほどに落として、運転士が線路の状態を確認しながら、新金谷・家山間を折り返し運転しました。
踏切には職員を配置し、遮断機などが正常に作動するかもチェックしたということです。
1938年製造のSL 復活なるか
また大井川鉄道は営業運転に向けた費用をクラウドファンディングで募ったSLの修繕作業を13日からから始めました。
このSLは兵庫県の公園に展示されていたC-56型135号機です。
SL整備士2人が部品を取り外して状態を確認しました。
大井川鉄道新金谷車両区SL整備士 山下喜弘さん:
「長年の雨とかが入ってもう鉄が腐っちゃってるんですね。だから煙室っていう部分は、全部作り変えた方がいいかなという」
クラウドファンディングでは8420万円余りが集まり、3億円の修繕費用の一部に充てられます。
営業運転開始は2025年度の予定です。