漆1トンで蘇った重要文化財…40年ぶり塗り替えの静岡浅間神社「楼門」お披露目
2014年から漆などの大規模な塗り替え工事を実施している静岡浅間神社で工事を終えた建物の一部がお披露目されました。
2014年から漆などの大規模な塗り替え工事を実施している静岡浅間神社で工事を終えた建物の一部がお披露目されました。
静岡浅間神社の「楼門」は1816年に建てられ国の重要文化財に指定されています。
3年前から行ってきた漆などの塗り替え工事が完了し関係者らがくぐり初めを行いました。
楼門の漆の塗り替えは40年ぶりでおよそ1トンの漆が使われ艶やかに蘇りました。
楼門には約10センチ四方の金箔が2万2000枚使われていて、門の中央に施された「水呑の龍」が輝きを放っていました。
訪れた人は鮮やかな光景を眺めしきりにシャッターを切っていました。●静岡浅間神社 宇佐美洋二神職
「皆にこやかに、このコロナの中でも喜ばしい、めでたいことを感じていただけたんじゃないかと思う。漆の塗りたての艶やかな光沢をぜひ感じていただければ」
静岡浅間神社では「20年かけての化粧直し」と銘打って2014年から20年計画で、国の重要文化財に指定されている26棟の建造物を順次改修しています。