小中一貫学校開校 新しい校歌「戸田の風」を作詞したのは…あの「だんご三兄弟」の生みの親 静岡・沼津市

 静岡県沼津市で今月、2つの学校が開校しました。そのうちの一つ、戸田小中一貫学校では、新しい校歌が完成しました。開校式を取材しました。

画像: 小中一貫学校開校 新しい校歌「戸田の風」を作詞したのは…あの「だんご三兄弟」の生みの親 静岡・沼津市 youtu.be

小中一貫学校開校 新しい校歌「戸田の風」を作詞したのは…あの「だんご三兄弟」の生みの親 静岡・沼津市

youtu.be

画像: 小中一貫学校開校 新しい校歌「戸田の風」を作詞したのは…あの「だんご三兄弟」の生みの親 静岡・沼津市

「ただいまから、沼津市立戸田小中一貫学校開校式を開式致します」

 山笑う季節。新たな学び舎での第一歩。

校歌
「碧く しずかに かがやく 内海」

人口2600人の戸田地区 児童・生徒は1年生から9年生までの86人

画像: 人口2600人の戸田地区 児童・生徒は1年生から9年生までの86人

 沼津市の一番南に位置する戸田地区。人口は、およそ2600人。高齢化率は54.7パーセント。漁業と林業が主な産業です。

 小学校と中学校が統合し、おととい開校した戸田小中一貫学校。1年生から9年生までの86人が通います。

 開校に合わせて新しく出来た校歌・「戸田の風」。作詞は佐藤雅彦さんです。

新しい校歌には「達磨山」や「かつお船」といった戸田の風景が…

 社会現象になった「だんご三兄弟」などの生みの親。戸田出身で、作詞の依頼を引き受けました。

佐藤雅彦氏のコメント
「自分がいままで希望を持って生きてこられたのは、戸田に漂っている清らかさと、戸田の人々が惜しみなく与えてくれた愛情のおかげだと思っています。今回、校歌の依頼を受け、戸田へのせめてもの恩返しになればと思い、自分の持っている力を振り絞って作りました」

 歌詞には、学校から見える「達磨山」や「かつお船」といった自然豊かな戸田の景色が登場します。

佐藤雅彦氏のコメント(校歌の歌詞に込めた思い)
「戸田が持っている透明で清らかな空気と、瑞々しい光を歌に封じ込めたいと思いました。そんな有り難い地に、自分たちは生まれ育っているのだということを、子どもたちにあらためて感じてほしかったのです」

開校式で校歌を披露

画像1: 開校式で校歌を披露

 7日の開校式。真新しい校旗が教育委員会から学校へ伝達され、開校が宣言されました。

 校歌歌いだし
「碧く しずかに かがやく 内海 いつも 大きく 見守ってくれる 達磨山」

 9年生15人が校歌を斉唱―。開校式で披露するため2カ月かけて練習しました。開校式と同じ日に行われた入学式、戸田小中一貫学校「初」の新入生です。

9年生女子生徒:「かつお船とか自分のお父さんもかつお船に乗っていたので、自分たちの身近なところにあったものが歌詞に入っていて、すごくうれしい」

9年生男子生徒:「継いでいきたい。自分たちの代が替わっても、やっぱり。小中一貫校になって新しい歌詞が出来たので、ずっと継いでいきたい」

「橘の白い花 清らかに 香り 天を高く 見上げれば 鳶が弧を描く」
「澄んだ空気 宝もの われらここで学ぶ 走り出そう あしたの風に いま 向かって」

画像2: 開校式で校歌を披露

佐藤雅彦氏のコメント
「だるま山が、皆さんを見ています。新しい学校で一生懸命勉強し、一所懸命遊び、一生懸命食べないとおこられますよ。さあ、走り出そう、あしたの風に向かって」

校歌
「走り出そう あしたの風に いま向かって」

 沼津市立戸田小中一貫学校。あしたへ向かって、一歩一歩…