稚児舞(静岡市)と湯立神楽(御殿場市) 静岡県2件が重要無形民俗文化財への指定へ
国の文化審議会が21日開かれ、静岡県では静岡浅間神社廿日会祭の稚児舞楽など2件が重要無形民俗文化財に指定するよう文部科学大臣に答申されました。
新たに指定される静岡浅間神社廿日会祭の稚児舞楽は、神社で4月に行われている廿日会祭という祭礼でクライマックスを飾る稚児舞で、全ての演目を少年が演じるのが特徴です。
また、御殿場市の沼田・大坂の湯立神楽は、日本の伝統的な神楽の形式のひとつです。今回指定されるのは、獅子が湯立神事を行う点に大きな特徴があり、幣束や笹を使って釜の湯をかき混ぜ、集まった人々へ湯を振りかけて祓い清める全国的に珍しい芸能です。