再び走ることができるか…80年前のSLが大井川鉄道に 富山県の公園に50年間展示 静岡・島田市
富山県の公園に展示されていたSLが、静岡県島田市の大井川鉄道に譲渡され、市内の整備工場に搬入されました。
このC11形217号機は、1941年に製造され、名古屋近郊や北陸地方で活躍していました。廃車後の1969年より旧国鉄が富山県高岡市に貸与し、公園に展示されていました。全長は12m余り、重さは51トン余り、今後、状態の確認や精密検査を行います。そして、再び走行させるか、部品を利用するかを判断し、高岡市民の思いを受け継いでいくということです。
大井川鉄道広報担当 加冷英鵬さん:「当社の蒸気機関車の動態保存運転を末永く続けられるように、あらゆる可能性を排除せずに活用してまいります」