コロナ禍の新たなコミュニケ―ションは『缶バッジ』!? マスクの下の『笑顔』を見て 静岡・富士市

 コミュニケーションに変化が生まれている中で、静岡県富士市の富士駅周辺の店舗ではある取り組みが行われています。

画像1: コロナ禍の新たなコミュニケ―ションは『缶バッジ』!? マスクの下の『笑顔』を見て 静岡・富士市

富士健康印商店会 大木勝己会長:「マスクは必ず着けないといけない状況の中で、マスクの下の顔は、わかりづらいということばの中からマスクの下は、こんな笑顔だよってことで、こういうバッジを作りまして」

須藤誠人アナウンサー:これ、ご主人の笑顔の写真なんですね。

富士健康印商店会 大木勝己会長:「そうなんです」

 これは地元の活性化を目指す「富士健康印商店会」が始めた、「ふじスマイルバッジプロジェクト」という取り組み。およそ20の店舗が、マスクの下の笑顔がわかる写真の缶バッジを身に着けて接客などを行なっています。

富士健康印商店会 大木勝己会長:「やはり人の顔を覚えにくいとか、そういう声がだいぶ聞こえてきたものですから。あとコミュニケーションが取りづらい、マスクの下の表情がわからないので怒っているのか、気持ちよくいらっしゃるのかわからないので、せめて私どもの顔だけは、わかってもらえればということで始めました」

須藤アナ:あと気になったのが、どうして缶バッジにしようと思ったんですか?

富士健康印商店会 大木勝己会長:「缶バッジ、この町は割とことあるごとに缶バッジをイベント化していまして、割と親しんでいたので、缶バッジということが、すぐに思いついて」

 商店会では、ワークショップやイベントなどの景品として、よく缶バッジを作っていたことが、発想のきっかけでした。

画像2: コロナ禍の新たなコミュニケ―ションは『缶バッジ』!? マスクの下の『笑顔』を見て 静岡・富士市

須藤アナ:缶バッジにしては、結構大きい方ですよね 富士健康印商店会 大木勝己会長:「はい、やはりこの笑顔がちゃんとはっきり見えるようなギリギリのサイズ、しかも邪魔にならないようなサイズということで、このサイズになりました」

 大きな缶バッジ。コロナ禍で生まれた新しいコミュニケーションの形です。

須藤アナ:「いかがですか、実際にこういう缶バッジつけて」 生花店:「最初はちょっと抵抗あったんですけど、もう慣れまして。お客さんからも評判がいいので」

化粧品店店主:「つけてますと、こういう顔してるんだと、チラッと目線を落とされたりするので、それなりに効果があるのかなとは思います」

 お客さんの反応はどうでしょうか。
  
お客さん:「どうしても目元しか見えないので、お顔全体が見えると買い物するときに安心感がありますね。結構この笑顔ってすごく印象に残るので、またこの方から買いたいなとかって。そんな感じにも思います」

富士健康印商店会 大木勝己会長:「こちらが笑顔だと、相手方も笑顔になっていただけるというところで、町が元気になったような感じがしております」