なぜいけないの…浜松まつり「飲酒禁止」に不満の声 組織委員会「集団で飲み回すと感染リスク高い」 浜松市
5月開催される浜松まつりの総会が開かれ、複数の町の代表者から「飲酒禁止」となった今年のルールについて、不満の声が上がりました。
浜松まつり組織委員会によりますと、13日夜開かれた浜松まつり総会には、参加予定の171町の自治会長や組長が参加。組織委員会が、今年の運営計画などについて説明をしました。
今年の浜松まつりでは、糸切り合戦や中心市街地の御殿屋台の引き回しなどの復活が決まっています。その一方、新型コロナ対策を理由に、飲酒が全面禁止となっていて、組織委員会によりますと、13日の総会では2つの町の代表者から▼飲酒がいけない根拠や▼飲酒が許された花見との違いについて説明を求める意見が上がったいうことです。
反対の声をあげた副自治会長は…
中区紺屋町 鈴木愛彦副自治会長:「初子(のお祝い)をやられるお宅が、お酒を振る舞えないならやらないというお宅も多い。業者・酒屋さんとかいろんな影響も出る。お酒を禁止する理由と根拠を明示していただければ、納得することもあるかもしれないが」
一方、組織委員会は飲酒禁止の理由について、感染症法に基づき新型コロナがまだ5類に移行していないとしていて、「酒を集団で飲み回すなど感染リスクが高まることは容認できない」などと説明したということです。
広野篤男代表委員長は「一定の秩序の中で楽しむために定めたガイドライン。伝統文化を将来につなげるためにも、参加者一人一人が自覚を持ってほしい」とコメントしています。