掛川市の中心エリアにカモシカ出没 市担当者「刺激しなければ襲ってこない」
北海道で相次いでいるクマの出没。こうした野生動物の目撃情報は、このところ全国各地で多発しています。25日、静岡県内でも…。
目撃した人:「坂を私が下ってくる時に、(カモシカが)坂を上がってきました、そこで出くわして、ちょっとにらめっこみたいになったが、西へ向かって逃げていった」
掛川市内の小学校近くで25日朝、目撃されたというカモシカ。現場は掛川城やJR掛川駅の近く、住宅街が広がる市の中心エリアです。
目撃したひと
Q.カモシカの大きさはどれぐらいだった?
A.「1mより少し小さいぐらい」
Q.色は何色?
A.「グレー」
Q.カモシカを見たのは初めて?
A.「何回かある。2回目」
県内では4月にも藤枝市や浜松市の住宅街でカモシカの目撃情報が相次いでいます。ところが、カモシカは国の特別天然記念物に指定されているため、目撃しても捕まえることはできません。そのため、身の安全を守るために人間側が注意するしかないといいます。カモシカと遭遇した場合、どうすればいいのでしょうか?
カモシカと遭遇したら
掛川市文化・スポーツ振興課 鈴木優介主事:「ニホンカモシカは、基本的にはおとなしい動物なので、こちらから危害を加えたり、刺激を与えたりすることがなければ特に襲ってくることはないので、遠くから見守って近づかない対応をお願いしたい」
専門家によるとカモシカは縄張り意識の強い動物のため、他の動物がいない生息地を求めて移動することがあるといいます。
掛川市によると現在、カモシカによる被害は出ていないということです。