「宇宙戦艦ヤマト」などの作者、松本零士さん死去 天文科学館の名誉館長や大井川鉄道のPRイベントにも…静岡県とも深い縁

 「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」などの作者、松本零士さん=本名・松本晟(まつもと あきら)さんが13日、都内の病院で急性心不全のため亡くなったことが分かりました。85歳でした。松本さんは福岡県久留米市生まれで、幼い頃から漫画家を目指し、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「宇宙海賊キャプテンハーロック」などのスケールの大きなSF作品は多くがアニメ化され、国内外で大勢の人々を魅了しました。

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 松本さんは静岡県にも深い縁がありました。

大井川鉄道は「銀河鉄道999」とコラボしイベント

画像1: 大井川鉄道は「銀河鉄道999」とコラボしイベント

 1981年と2009年には大井川鉄道のPRイベントとして「銀河鉄道999」がコラボ。お馴染みのキャラクターに参加者は大興奮でした。

画像2: 大井川鉄道は「銀河鉄道999」とコラボしイベント

 1981年のイベントでは若き松本さんが、ファンと触れ合う様子もありました。

焼津市の「ディスカバリーパーク」で名誉館長

画像1: 焼津市の「ディスカバリーパーク」で名誉館長

 また、焼津市の宇宙や自然科学をテーマにした教育施設「ディスカバリーパーク」では、名誉館長を務めていました。開園10周年の記念セレモニーでは、市内の小学生と一緒にくす玉を割り10周年を祝いました。

 松本さんにゆかりのある施設は、訃報に─

ディスカバリーパーク焼津 天文科学館 河合達也館長:「先生のもつ作品のイメージが、宇宙への広がりや新しいものの発見といった当館のイメージに合致しているということで、名誉館長を務めていただいた。多くの子どもに夢を与えていただいていた」

画像2: 焼津市の「ディスカバリーパーク」で名誉館長

 ディスカバリーパークでは1階入り口付近に当面の間、松本さんゆかりの品を展示していくということです。