コロナ禍でも2月、静岡県内に8店舗出店の餃子店 急成長のヒミツは「24時間無人販売」
店内には大きな冷蔵庫
「餃子の雪松」は24時間営業の無人販売。店内で存在感を示しているのが、ビッグな冷凍庫。その中には、冷凍の餃子がびっしりと並んでいます。お値段は冷凍餃子36個で1000円。実はこの餃子は昭和15年創業の群馬県みなかみ町にある餃子の名店「雪松」の味を継承したもの。この秘伝の味をたくさんの人に食べてもらいたいと、24時間営業・無人販売の餃子専門店「餃子の雪松」は2018年に1号店をオープン。2021年2月13日現在、全国に105店舗を展開中。でも、どうして24時間無人販売の餃子専門店を始めたのでしょうか?
「餃子の雪松」マーケティング部 高野内謙吾部長:「もっとも手軽に餃子を購入していただけるスタイルが、24時間で無人販売じゃないかと思いまして、『昔の野菜直売所みたいな感じ』の販売スタイルに落ち着きました。コロナ禍では誰とも接触しないで買えるとか、混雑せずにさっと買って帰れると、お客様には喜んでいただいています」
静岡県内には浜松幸店・菊川店・島田店・焼津店・駿河店・静岡葵店・富士店・沼津店と8店舗が2月に入り相次いでオープンしました。
それでは実際に買ってみることに…。冷凍庫を開けて1包み36個入りの冷凍餃子を取り出します。それを無料のレジ袋の中に無料の保冷剤と入れればOKです。あとは買った代金を料金箱に入れて、お買い物終了。おつりは出ませんのでご注意ください。
「餃子の雪松」を取材する中で疑問が! お金を払わずに餃子を持っていく人はいないのか? 餃子の雪松マーケティング部 高野内謙吾部長:「ほぼそういうトラブルはなく、ありがたいことにお客様のご協力で成り立っている」
この店舗を撮影した1時間ほどの間に、23組が来店して餃子を買っていくという人気ぶり。買った方にお話をお伺いしたところ「餃子を買いに来たのは2回目、野菜がたくさん入っていて、食べやすくておいしい、また来ます」と教えてくれました。
焼くのは簡単。説明書通りに焼けば、おいしく焼けます。皮はパリッとモチモチとした食感。野菜が多めでニンニクが効いていて、とってもジューシー。まさに病みつきになるおいしさです。 誰にも会わずにおいしい餃子を買えるというコロナ禍にぴったりなお店「餃子の雪松」。これからも県内に店舗を拡大する予定だそうです。