公立高校で卒業式 駿河総合高校では卒業生がマスクなしで式に出席し仲間との別れを惜しんだ
静岡県内の多くの公立高校で28日卒業式が行われました。コロナ禍で長く苦しんだ高校生たち。ようやく「マスクなし」で巣立つ卒業生の姿も見られました。
静岡市の県立駿河総合高校の卒業式にはおよそ270人の卒業生が出席しました。
「卒業式はマスクを外しての参加が基本」とする政府の方針を受け、この高校では卒業生の多くと職員がマスクを外して式に臨みました。
式辞で森谷幹子校長は制約の多かった学校生活を振り返り「学びの成果を今後それぞれの生活の中で発揮していってほしい」とエールを送りました。
卒業生は国歌や校歌の斉唱の時はマスクを着け、学校生活や仲間との別れを惜しみました。
「笑顔で参加したいと思ってマスクを外す決心をしました」
「嬉しい気持ちが大きくて、最後にみんなとすごく良い思い出が作れました」
小玉さんと稲葉さん:
「良い笑顔です!」
「心理系のことを学びますが、コロナ禍で心を病んでしまった方々のためにも優秀な人材になれるよう、静岡でも活躍できるような人になりたいです」
保護者らにはマスクの着用が求められましたが、今年は参加人数の制限がなくなったため多くの保護者が晴れ姿を見に来ていました。