ルビー色に輝く「海の宝石」サクラエビ初競り　価格には近年の不漁が影響し…　静岡・由比港

白鳥衛記者：「間もなく競りが始まります。多くの仲買人が、今年のサクラエビを手に取り確認しています」

　きのう初日となった春漁から一夜。午前5時過ぎから、清水区の由比港漁協には多くの仲買人が集まり、ルビー色に輝くサクラエビを手に取り、大きさや艶を確かめていました。

漁協職員：「清正丸17杯。8万6830円から8万120円」

　近年の深刻な不漁で、県桜えび漁業組合は資源回復を図っていますが、昨夜は群れの反応が薄く水揚げ量は去年より1・3トン少ない0・9トンでした。そのため由比港漁協では、15キロあたりの平均取り引き価格は8万2000円余りで、最高値は8万6830円でした。

落札した仲買人「高いですね。高いです。最高に高い」「物はそんなに悪くはない。ご祝儀ですね完全に」

由比港漁業協同組合　
大石達也専務理事：「金額が高くなってしまってすごく心苦しい。消費者の方に口にするのもはばかられるれるような金額になってはいるが、もうちょっと値段が手頃になればいいなと思ってます」

　春漁は6月8日まで行われます。