新東名高速の開通から間もなく10年…3.2億台の車両が利用、渋滞7割減 残る新秦野~新御殿場間25キロはトンネル工事が難航
静岡県内で新東名高速道路が開通して間もなく10年を迎えるのを前に、NEXCO中日本が開通後の経済効果などを静岡県の川勝平太知事に報告しました。
新東名は神奈川県海老名市から県内を経由して愛知県豊田市へ続く高速道路です。他のルートに先駆け、2012年4月14日に御殿場ジャンクションから浜松いなさジャンクション間が開通し、間もなく10年を迎えます。
7日、NEXCO中日本の松井保幸東京支社長が静岡県庁を訪れ、これまでに累計およそ3.2億台の車両が利用したことや東名高速も含め御殿場・浜松いなさ間の渋滞が7割減少したことなどを川勝知事に報告しました。
新東名は今月16日に神奈川県の伊勢原大山インターと新秦野インター間が開通する予定で、残るは新秦野インター~新御殿場インター間のおよそ25キロのみとなりますが、トンネル工事が難航していて、この区間の開通時期は未定だということです。
NEXCO中日本 松井保幸支社長:「神奈川県内で難しい地質に出会っていますけど、何とかできるだけ早期に開通させたい」