「稚児舞楽」が国の重要無形文化財に 静岡浅間神社の廿日会祭で奉納 田辺市長も指定喜ぶ

静岡浅間神社の廿日会祭(はつかえさい)で奉納される稚児舞楽が、国の重要無形民俗文化財に指定されたことを神社の関係者が静岡市長に報告しました。

画像: 「稚児舞楽」が国の重要無形文化財に 静岡浅間神社の廿日会祭で奉納 田辺市長も指定喜ぶ

 静岡浅間神社の稚児舞楽は、葵区建穂(たきょう)にあった建穂寺に伝わった舞で、徳川家康が大名行列並みの格式を与えた稚児行列を組ませ、神社に奉納させたと言われています。この稚児舞楽が、23日に国の重要無形民俗文化財に指定されたことを受け、きょうは権禰宜(ごんねぎ)の福島麗司さんらが市役所を訪れ、田辺信宏市長に文化財指定証書を披露しました。

 田辺市長は「長年の努力の結果、静岡市の財産となった。もっと市民に注目されるきっかけになればいい」と指定を喜びました。

静岡浅間神社 権禰宜
福島麗司さん:「これからもますますこの伝統文化を続けていく責務を、次代につなげていきたいと考えています」