大井川鉄道 一部区間の運転再開を前にSLの試運転 汽笛を聞いて駆けつける住民の姿も
土砂崩れなどの影響で多くの区間で運休が続く静岡県の大井川鉄道。一部区間の再開を前にSL列車の試運転が行われ、およそ1年ぶりに島田市の川根温泉付近に汽笛が鳴り響きました。
大井川鉄道では去年の台風15号による土砂崩れなどの影響で、多くの区間で運休が続いていますが、10月1日から家山から川根温泉笹間渡駅の区間で、運転が再開されることになり、26日は主力となるSL列車が試運転されました。
SL乗務員:
「1年ぶりだったのでSLでまたこの地を走れてうれしく思う。みなさんも楽しみにしていると思うので、自分たちも頑張って運行していきたいと思う」
汽笛を聞いて駆け付けた住民:
「音を聞いて飛んできた。久しぶりに。いいですね懐かしい音で」
これで大井川鉄道は10月からおよそ半分の区間で運転再開となりますが、川根温泉笹間渡駅から千頭駅の間では、土砂崩れなどが20カ所以上あり、再開の目処は立っていないということです。