マイナポイント申請期限は9月末…駆け込み申請も多く静岡市は増員して対応
堀優奈アナウンサー(24日)「葵区役所のマイナポイント支援窓口です。申請期限がいよいよ今月末となり、窓口には駆け込みで多くの市民が訪れています」
申請期限は9月末
最大2万円分が受け取れるマイナポイント。対象者は今年2月末までにマイナンバーカードを申し込んだ人です。そのポイントの“申請期限”が9月末までと、残り1週間を切っています。これまで度々延長されてきたマイナポイントの申請期限ですが、公式サイトには「これが最後!急いで!」の文字が。今度こそ、本当にラストチャンスのようです。
最大2万円分のポイントを無駄にしてはいけないという焦りからなのか、静岡市の葵区役所内に設けられたポイントの申請支援窓口にも変化が…。
静岡市 デジタル化推進課 豊島政憲課長補佐:「先月は1日あたり50人から100人が支援窓口に来たが、9月に入って100人を超える日が多くなっている。(窓口の人数を)各区1人ほど増員して、混雑しても待たせることがないように対応している」
遡ること3年前、2020年9月から2021年12月末まで実施されたマイナポイント第1弾。その後、2022年1月からマイナポイント第2弾としてキャンペーンが再開されました。
当初、ポイントの申請期限は今年の2月末までとしていましたが、今年5月末に延長が発表され、さらに9月末まで再び延長が発表されるなど、県内の役所でも対応に追われました。
期限が迫る度、大混雑となっていたポイントの申請支援窓口。ポイントが受け取れるカードの申し込み期限だった今年2月には、静岡市役所で3時間ほど待つ時間帯もありましたが、24日は先月と比べて訪れる人が増えているものの、ピークの時間帯である正午ごろでも30分待ち程度となっていました。
静岡市民 20代:「ポイントがもらえると聞いたので、滑り込みで来ました。来るのを忘れていてギリギリになってしまった」
静岡市民 60代:「(申請期限が)9月いっぱいと伺ったので、このタイミングを逃すと難しいのかなと思って来た」
Q.ポイントの使い道は考えている?
A.「普段の生活用品を購入するために使おうと思う」
駆け込みで申し込む人が増える中、既に間に合わないというケースも…。
静岡市 デジタル化推進課 豊島政憲課長補佐:「マイナポイントに関しては、事業者によって期限が9月30日よりも前に設定されているところもあるので、早めに申し込みに来ていただきたい」
9月末までと言われている申請期限ですが、実はポイントを利用できるようにする決済サービスによって申し込み期限が異なり、JCBクレジットカードやTOICAなどは既に受付を終了しているため、注意が必要だといいます。
マイナンバーカード交付は52万7000枚
堀アナ:「マイナポイントの申請期限が迫る中、まだマイナンバーカードを受け取っていない人も多く、カードの交付窓口に訪れている人もいます」
8月末時点で静岡市のマイナンバーカードの交付枚数はおよそ52万7000枚。しかし、ポイントを受け取ることができる今年2月末までにカードを申請した人の中で、いまだ受け取っていない人がおよそ1万500人もいるといいます。そうした背景もあり、今月に入っても1日に80人ほどが受け取りに来ています。
静岡市 デジタル化推進課 豊島政憲課長補佐:「申請のギリギリになると混んできますので、少しでも早めに取りに来ていただいて申請の方をお願いしたいと思います」
そうした中、河野デジタル大臣は26日、“最後の呼びかけ”をしました。
河野太郎デジタル大臣:「マイナポイントの申し込み期限のこれ以上の延長はございませんので、2月末までにマイナンバーカードを申請された方は、お早めにポイントをお申し込みいただきたいと思います」