防災の日の総合訓練は3年ぶり 静岡市で6000人が参加 小学校では段ボールベッド組み立ても

きょう9月1日は防災の日です。静岡市では3年ぶりとなる総合防災訓練が行われています。

3年ぶりの総合防災訓練

3年ぶりに実施された静岡市の総合防災訓練には、市職員や消防関係者などおよそ6000人が参加しました。訓練は、南海トラフ巨大地震が発生し、静岡市内の広い範囲で震度6弱から震度7を観測した想定で行われました。市役所3階に設置された災害対策本部では被害状況を田辺信宏市長に報告するなど、本部の円滑な運営手順について確認しました。

画像: 3年ぶりの総合防災訓練

 また対策本部と被災現場をテレビ会議システムで結ぶ訓練も初めて実施され、避難所となった小学校の運営状況や二次災害の恐れがある地域から報告を受けるなど、手順を確認しました。

小学校では段ボールベッド組み立ても

画像: 小学校では段ボールベッド組み立ても

一方静岡市駿河区の中田小学校では避難所の運営訓練が行われ、市職員をはじめ近隣住民などおよそ30人が参加しました。訓練では段ボールベッドの組み立てが行われ、参加者は段ボールを箱型にしたあと、強度を増すための仕切りを入れるなどの手順を確認しました。
 段ボールベッドは、振動や底冷えなどを和らげる効果が期待できるほか、簡単に区切ることが出来るため感染症対策にも有効とされています。

静岡市職員:「初めて組み立てたんですけど、自分が思っていたよりも簡単に組み立てられて、使うにもガムテープひとつでできるので誰でも簡単にできるものだと思いました」