すべての札にマグロの絵…読み札に仕掛けが　マグロ水揚げ日本一の静岡県に「マグロかるた」誕生　子どもの勉強にも…

　マグロの水揚げ量「日本一」。静岡県の魅力の１つのマグロをメインにしたかるたが完成しました。

「瞳が大きなめばちマグロ」

　子どもたちがやっているかるた。よ～く見ると、すべての札にマグロの絵が。その名も…、マグロかるたです。静岡市清水区の東海大学付属静岡翔洋小学校で開かれたかるたのお披露目会。マグロの水揚げ量、日本一を誇る静岡県。そのマグロの魅力を学べるかるたです。

　静岡市と東海大学の学生、それに駿河総合高校の生徒がタッグを組んで作り上げました。

静岡市水産漁港課　榮嶋美紅さん：「清水港の冷凍まぐろの水揚げっていうのは、とても量として多いんですけど、実際にそれを知っている静岡市の人は少ないので、是非そこをＰＲしたい思いで」

　制作期間は１０カ月。県内各地にポスターを貼り、読み札の「文」を募集しました。選ばれた「文」にはこんなものも…。

かるた読み上げ
「寝ながら泳ぐ　海のマラソンランナー」

「んめぇな　マグロの刺身舌つづみ」

読み札に仕掛け

　さらに、このかるた、読み札に仕掛けが…

児童：「カジキマグロがマグロじゃないことが分かった」

　読み札には「文」だけではなく、マグロについての豆知識も書かれています。

「マグロの良さや特徴について知れて、良かった」

学生：「カジキマグロとか、知らない情報とか書いてあるのがたくさんあったので、それも絵と合わせて覚えられればいいと思いました」

東海大学水産学科：渡辺翔さん：「かるたって、絵と文章で札が分かれるので、
今回うんちくと一緒に絵で視覚的にも分かりやすく伝えたいってところがありました
ので、かるたが最適なんじゃないかと思いやってみた。もしカルタを遊んでみて、少しでも気になることがあったら、いろいろ調べてほしいと思う」

　静岡のこと、マグロのこと、新たな発見にたくさん出会えるマグロかるた。たくさんの「学び」が詰まっています。