12月1日発表「新語・流行語大賞」 去年は「3密」…今年は? 候補に「副反応」「スギムライジング」…そして「マリトッツォ」ってなに?

 毎年、最も話題となった言葉を選ぶ「新語・流行語大賞」。去年は「3密」が大賞に選ばれました。

林輝彦アナウンサー:「今年の新語流行語にノミネートされた言葉がこちらです。コロナ関連や今年盛り上がったオリンピック関連等も含まれています」

オリンピック関連の言葉

画像1: オリンピック関連の言葉

 今年も30の言葉がノミネート。このうち9個は、夏に開催された東京オリンピック・パラリンピックに関連する言葉です。

 史上最年少で金メダルを獲得した、スケートボードの西矢椛選手の実況から生まれたのが…。

実況
「決まった~!13歳、真夏の大冒険!」

 プロスケートボーダー・瀬尻稜さんの解説は、SNSでも話題となりました。

瀬尻さん
「きのうの練習も見てたけど、1人だけすげぇゴン攻めしてて」
Q.ゴン攻めというのは?
瀬尻さん:「ゴン攻めはなんか…攻めてたっすね」

 オリンピックに続いて、日本中を沸かせたパラリンピック。注目を集めたのが。

 ボッチャに出場した静岡・伊東市出身の杉村英孝選手の得意技、「スギムライジング」です。正確な投球を武器に、日本人初となる金メダルを獲得しました。今回のノミネートについて、杉村選手は。

杉村英孝選手
「オリパラ関連の言葉が多く選ばれた中で、今年を代表する言葉として選出されたことに喜びを感じています。『スギムライジング』は正式な技名ではありませんが、ボッチャ杉村の代名詞として親しんでもらえたらうれしいですし、これからも皆さんに感動を与える戦いをお届けできるよう精進していきたいと思います」

 今年の「新語・流行語」。街の人に気になった言葉を聞くと。

画像2: オリンピック関連の言葉

静岡市民 60代 男性
「ピクトグラムですね、やっぱり。オリンピックがあって、そこですごく注目されたと思うんですけど、結構これって昔からあったんですよね。で、日本が開発したというか、発見したようなものなので、ちょっと、そういう意味で面白いテーマじゃないかなって思ったわけです」

新型コロナウイルス関連の言葉

 新型コロナウイルスに関連して「副反応」や「黙食・マスク会食」などもノミネートされました。

静岡市民 20代男性
「今年気になったのはなんだろう、副反応ですかね。わりとみんな出てたんで、なんかよく聞いた言葉だなと思って」

静岡市民 10代
「副反応。私、おととい打ったんですけど2回目。1回目より2回目の方があんまり症状が出なくて。なんか人によるんだなって。遊び行きたいな、行けたらいいな。打ってなかった時よりは、ちょっと遠くへ行けるかなとか思います」

袋井市民 50代
Q.変異株って最初言葉を聞いた時、どういう風にお感じになりました?

A.「まさか、こんなに何回も変わって、その度に感染者がこんなにたくさん増えるとは思わなかったですね。油断できないと思って、まだ心配ですね」

話題になった「うっせえわ」

 一方、今年、話題になった曲といえば…

静岡市民 父親
「うっせぇわ。理由はこの子もそうなんですけど、1番上の子もユーチューブとかそういったものを見て結構歌ったりとかしてるんで、それですごい気にはなってて、大賞になるのかなというのはあります」

 印象に残る歌詞で話題となった、Ado(アド)さんの「うっせぇわ」もノミネート。

静岡市民
父:歌って、「うっせぇわ歌えるじゃん」恥ずかしい?
娘:うっせぇわ!
父:音楽自体がすごいメロディがすごい印象的というか、独特なんで…

Q.パパ、うっせぇわ嫌い?
娘:うん
Q.っておっしゃってますけれども?
父:日常的に歌ったり聞こえてきたりしてたんで、自分にとって「うっせぇわ」でした

スィーツも…

 さらに、こんな言葉も。

静岡市民 30代2人組
Aさん:マリトッツォぐらいしかわからない
Bさん:私もマリトッツォ。気になって食べました

 マリトッツォは今年大ブームとなった、イタリア・ローマ発祥のスイーツパン。

画像: スィーツも…

静岡市民 30代
「クリームが私はあんまりすごい好きではなかったから、クリームが多いかなと思いましたけど、美味しいかったかなと」

Q.ちなみに「マリトッツォ」という言葉だけ聞いたとき、どんなものだと思いました?

A.「食べ物だとは思いませんでしたね、正直最初は。だからなんか言ってみたかったというか。実際、気になったので食べてしまったという、乗せられたというか、そんな感じですね」

 今年の世相を反映する新語・流行語。年間大賞とトップ10は、12月1日に発表される予定です。