静岡県内各地で”家康商戦”が活況…「この3日間の連休は三が日に匹敵するほどの人出」久能山東照宮は通常の10倍の参拝客

栗田麻理アナウンサー:
「家康公のお膝元である日本平にはこのように葵の御紋が入った日本酒や、菓子がずらっと並んでいて、家康公に因んだダルマも売られています」

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静岡県内各地で”家康商戦”が活況…「この3日間の連休は三が日に匹敵するほどの人出」久能山東照宮は通常の10倍の参拝客

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日本平ロープウェイでは

静岡県内ではいわば“家康商戦”が活況となっています。

 「日本平ロープウェイ」の売店でも、そこかしこに家康をモチーフにした商品が…。

門前の恵み たいらぎ 山本千鶴店長:
「正月三が日までは多くのお客様が来ていただけるだろうと予想していたが、実はきのうまでお正月が続いたようなにぎわいだった。もうすでにフィーバーが始まっている実感がある」

 こちらの売店の来店者数は元々平日でおよそ300人、土日で500人ほどだったといいますが、“家康効果”もあってか、先月29日からきのうまで連日800人程度が訪れたそうです。

 あまりの盛況ぶりに、売り切れている商品も─

門前の恵み たいらぎ 山本千鶴店長:
「本当におかげさまでたくさんのお客で想像以上。再度しっかりとした準備をして、お客様を迎えしようと思っているところ」

画像: 日本平ロープウェイでは

盛り上がり予想して準備した商品も…

そんな“うれしい悲鳴”が聞かれる中、このフィーバーを予想して準備してきた商品もあるといいます。

 こちらが、その「殿御膳」。

 メインのそばは、きな粉を練り込んだ素朴な甘みが特徴です。

門前の恵み たいらぎ 山本 千鶴 店長:
「実はこの前の台風でこちらも断水して店を休業していた。ここで大河が始まるということ、そしてまた全国旅行支援が再開されて、静岡に本当にたくさんのお客様が来ていだけることを、心から従業員一同願うばかり。おもてなしの心を持って、いろんなお客様とお話ができる機会をいただければありがたい」

画像: 盛り上がり予想して準備した商品も…

久能山東照宮では

ロープウェイの目的地にあるのが久能山東照宮。

 徳川家康をご祭神としてまつっています。

久能山東照宮 竹上政崇 権禰宜:
「この3日間の連休は三が日に匹敵するほどの人出があって博物館の方にも数多くの方が来館された」

 通常であれば土日・祝日の参拝客は800人ほどだといいますが、8日と9日は、2日ともその10倍のおよそ8000人が訪れたそうです。

 久能山東照宮博物館では徳川家康が使用したとされるよろいを先月26日から3月21日までの期間限定で3つ同時に展示するなど、参拝客に楽しんでもらおうと特別シフトで対応しています。

久能山東照宮 竹上政崇 権禰宜:
「家康公を知るにはこの久能山に足を運んでいただくことが一番いいと思う。家康公が愛した街。人生の3分の1をこの静岡の地で過ごした思い出の深い場所なので、静岡のみならず全国から多くの方々に足を運んでいただければと思う」

 10日、静岡市の田辺市長も期待をにじませました。

静岡市 田辺信宏市長:
「家康公ゆかりの地や三保の松原、日本平など静岡市が誇る観光地を周遊してもらう仕掛けを作って、市外から訪れていただく皆さんの滞在時間を伸ばしていくことによって、コロナ禍で落ち込んでいた観光関連の皆さんの売り上げの増進、地域経済の活性化につなげていきたい。家康公が選んで愛した街に私たちが今住んでいるんだと、それは先人たちの偉業や歴史の蓄積があったからなんだと。子どもたちが静岡市に生まれ暮らすということに誇りを持ってもらえるような教育的な効果にも期待したい」

画像: 久能山東照宮では