川勝知事「力強い援軍…静岡の大地の声」リニア工事に不安を訴える農林水産関係3団体が大井川の水量確保を要望
静岡県の農林水産関係の3団体が20日、川勝平太静岡県知事に、大井川の水量確保と水質保全を求める要請書を提出しました。
静岡県 川勝平太知事:「大変力強い援軍と言ったらおかしいですが、静岡の大地の声がここに立ち上がったと、そういう感じがします」
要請書を出したのは、JA静岡中央会、県森林組合連合会、県漁業協同組合連合会の3団体の代表です。
川勝知事は関係団体に国やJRに対しても意見してほしいと求めました。
川勝知事:「静岡が足を引っ張っているかのように取られて、いろんな悪い意味での風評が立っている。第一次産業のトップにきょうお越しいただいた。3者力を合わせて、国やJR東海にも声を届けてもらえればと思います」
県内の農林水産業界では、リニア工事への不安の声が大きくなっており、今回の知事への要望を決めたといいます。
青山吉和 JA中央会代表理事会長:「とにかく情報が私どもに入ってきていないので、その分、非常に不安に感じている。JRも含めて、我々に情報をしっかりと伝えていただき、少しでも不安をなくしてもらえるとありがたい」
薮田国之 県漁業協同組合連合会代表理事会長:「とにかく、水の循環を止めるようなことがあっては困る。絶対にそれだけは、知事はじめ、JRと交渉していただいて、いい方向にしていただきたい」