啓蟄…箱根松並木で恒例のコモ取り外し 「今年は虫が少なく、松の色が青くてきれい」 静岡・三島市
春の訪れを告げる箱根松並木のコモの取り外しが5日、静岡県三島市で行われました。
三島から箱根に向かう国道1号沿いの松並木は、全長およそ1km。害虫駆除を目的に毎年、立冬にコモが巻かれ、啓蟄の5日取り外されます。
三島環境緑化研究会 加々見勝八郎会長:「今年は虫が少ないです。毛虫が一匹もいなかった。松の色が青くてきれい。松のためにも今年はよかった」
この松並木は1604年、東海道の大改修の際に、江戸幕府が植えたのが起源とされています。ただ、太平洋戦争でその多くは燃料として伐採されてしまい、現在残っているのは捕植された分を含めて286本だということです。