コロナ禍を笑いで吹き飛ばせ 高校生が「コロナ川柳」 静岡市
コロナ禍の暗い雰囲気を吹き飛ばそうと、静岡市清水区の商店街にユーモア溢れる作品が展示されています。
「1プッシュ そのひと手間が 思いやり」
「そういえば 化粧の仕方 覚えてない」
これはコロナ禍の日常を捉え、ユーモアを交えて五・七・五に詰め込んだ「コロナ川柳」と言われるものです。
作ったのは静岡市立清水桜が丘高校の全校生徒およそ800人。集まった作品の中から20作品を保健委員が選び、書道部が書きあげました。
木村野愛さん(2年生):「クスっと笑えるようなユニークなものから、自分たちも共感できるものを選びました」
この取り組みは、長いコロナ禍で、感染対策の疲れを感じている人を元気付けようという思いから始まり、今年で2年目です。
去年は飲食店に飾られましたが、今年はより多くの人に見てもらうため、JR清水駅前の商店街に飾られています。
木村野愛さん(2年生):「多くの方にコロナ川柳を見て頂いて、少しでもポジティブに感染予防をとらえるきっかけになればいいなと思って始めました」
学校では、新型コロナウイルスの影響で、部活動や行事が中止になり、地域との関わりが減っているといいます。そんな中、この取り組みが地域との架け橋になりました。
飯田美怜さん(2年生):「ポジティブな川柳を見ることによって、感染予防への意識を高めてもらいたいなという点が一番強くあって、きっかけづくりになればいいなと思って」
「家帰り ひかりの速さで 洗面台」
作品はJR清水駅前の駅前銀座商店街アーケードに今月下旬まで飾られるということです。