マダニにかまれたか…SFTSに感染した高齢男性が集中治療室で治療 2013年に国内で初確認、静岡県内7例目 浜松市
浜松市は25日、北区の高齢男性が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染したと発表しました。男性は集中治療室で治療中です。
市によりますと、男性は21日に倦怠感と歩行困難の症状が出て医療機関を受診、PCR検査の結果、24日にSFTSと判明しました。男性は北区内で頻繁に農作業に従事していることや、男性の足のつけ根付近にマダニが付着していたことから、農作業時にマダニにかまれ感染した、とみられています。
致死率が30%に上るというSFTSは、2013年に国内で初めて確認されました。静岡県内では7例目、浜松市内では3例目の発生です。
市は春から秋にかけてマダニの活動が活発になるとして、野山や草むら、畑などに入る際には、長袖、長ズボンなどを着用して肌の露出を少なくするよう注意を呼び掛けています。