夜空を彩る1万2000発の花火…会場は「人・人・人」 外国からのグループも 静岡市で「日本平まつり」
和田佳代子記者:「花火の打ち上げ開始3時間前ですが、平日にも関わらず既に会場には多くの人が集まっています」
まだ明るい午後4時半過ぎから、現地では場所取りをする人の姿が。レジャーシートに座ったり、寝転んだりして打ち上げまでの時間を待ちます。
袋井市民40代:「4時過ぎくらいに、こっちにきました」
Q.なぜこんな早く?
A.「花火を見やすいところで見たいからっていうのもあるんですが、日本平って場所が風通しかいいので、天気もよかったですし、早くから来て原っぱでのんびりするのもいいかと」
富士宮市民親子40代と4歳:「毎年来てて、人が多くていい場所も取れないし、買い物もなかなか順番待ちで時間取られちゃうんで、待つ時間長いんですけど、早く来ていい場所と早く食べ物を確保したいなと」
4歳男の子:「楽しみ!」
中には、日帰りで県外から来たという人も。
神奈川から7歳:「花火見にきました。日傘とかさして寝転がったりして、パパと一緒に待ってました。長いなーっておもったけど、待ち時間も楽しかった」
Q.今の気持ちは?
A.「早く見たい」
マレーシア人のグループも
さらにこんな見物客も!
Q.どこから?
A.マレーシア
Q.どうしてきたの?
A.休みだから
Q.どうやって知ったの
A.友達が教えてくれた。富士山に行ったよ。
Q.どうだった?
A.最高だった。素晴らしい挑戦だった。
Q.頂上までいった?
A.イエス。頂上!
今回の日本平まつりは新型コロナが5類へ引き下げられて初めての開催。屋台にも多くの人が列を作りました。
浜松から6歳男の子「冷たい! 冷たくて美味しい!」
Q.花火の何が楽しみ?
A.「打ちあがってパーンって広がるとき」
会場は「人・人・人」
和田佳代子記者:「午後6時前です。日が落ちてきて、かなり涼しくなってきました。会場は人、人、人で埋め尽くされています」
主催者によると、今年の来場者数は去年の1万8000人を大きく上回る、およそ2万5000人でした。
沼津市民 夫婦
男性:「これ以上さらに来るのかなってところだが、それだけみんなが期待してる大きい花火大会なので楽しみ」
女性:「涼しくなってきたので気持ちいいです、風が。来るまでは暑かったが、ここにきたら風が気持ちいいねって、待てるねってなりました」
会社の同僚たちも
平日ということで、こんな人たちも…。
同僚グループ
「仕事終わりにきました」
「午後からあまり仕事いれないようにして駆けつけた感じです」
「走って(来た)」
こちらのグループは先週から花火鑑賞に向けた計画を立てていたといいます。
「みんな残業今日だけなしにして、かけつけました」
「綺麗な花火があがるってきいてるので楽しみにしてやってきました」
「今年夏祭りが初めてなので、一発目なので楽しみたい」
今年のテーマは「風景美術館」
日本平まつりの今回のテーマは「風景美術館」。花火師たちも祭りに向けて長い時間準備をしてきたといいます。
イケブン 高橋美帆子副工場長:「今年の花火のテーマはアートです。伝統的な美しさにプラスして最新の演出機器をプラスして新しい花火の魅力っていうのをみなさんにお伝えできれば」
イメージしたのはお客さんの喜ぶ姿。アフターコロナの花火大会として強い思いを抱いていました。
イケブン 高橋美帆子副工場長:「コロナも5類に移行したり、元の生活を取り戻してきているのかなと思うので。ぜひ大切な人と楽しい時間を過ごしてもらえるような花火になればいいなと思ってます」
いよいよ打ち上げ開始
そして午後7時半。いよいよ打ち上げ開始です。
庭園の芝生に寝転んで花火を見上げる人もいれば、スマホで撮影し思い出として残したり、2万5000人が見上げる先では、1万2000発の花火が夜空を彩ります。
「風景美術館」のコンセプトのもと、現代アートを思わせる色鮮やかなシーンや江戸の世界観を再現した和の花火など1時間に及ぶ臨場感あふれる壮大な花火ショーで拍手喝采がわき起こりました。
静岡市民 7歳女の子:「楽しかった。きらきらがかわいかった!」
静岡市 12歳女の子:「すごく迫力があって、カラフルな花火見られてよかった」
静岡市 10歳男の子:「綺麗でした」
静岡市 12歳女の子:「去年もきたけど、人が増えた感じがする」
埼玉から30代女性:「こんなに近いところで見られるって正直思ってなかったのて、初めてきたがとてもよかった」
静岡市民 大学4年生:「お祭りらしさをたくさん感じながら花火も見られ幸せでした」
「明日からも頑張れます」