コロナ禍で奮闘続く医療現場へ巣立つ67人 看護専門学校で卒業式 静岡・清水町
3月は旅立ちの季節。静岡県清水町の県立看護専門学校では卒業式が行われ、およそ70人が期待を胸に 新型コロナで奮闘が続く医療現場へ巣立ちました。
晴れの日を迎えた67人
看護1学科
篠山希さん:「支えてくれた多くの方々のおかげであることを忘れずに 今度は私たちが多くの人を支えられる看護師となって社会に貢献して行きたいと思います」
きょう晴れの日を迎えたのは看護学科と助産学科の学生67人です。新型コロナの影響で卒業式は去年に引き続き保護者などは参加せず卒業生や学校職員らだけで静かな雰囲気の中行われました。1974年の開校以来これまでに4000人近くを医療現場へ送り出してきた県立看護専門学校。鈴木隆一校長は一人一人に卒業証書を手渡し次のように激励しました。
鈴木隆一校長:「日進月歩の医療の世界に踏み入れるわけですから学生の時と同じように自ら学ぶ姿勢を持ち続けてください」
新型コロナと闘い続ける医療現場へ
ことしの卒業生は学生生活の大半を新型コロナでさまざまな制限がかかる中過ごしてきました。それでも67人全員が強い決意を持って新型コロナと闘い続ける県内の医療現場に歩みを進めます。
看護1学科
佐藤あいりさん:「看護師という資格をもって患者さんと接することにとても緊張していますが、この3年間看護学校で学んだことをしっかりと活かして頑張って行きたい」
看護2学科
坂口菜那さん:「看護師って名乗らせていただいている以上、本当に患者さん一人一人に向き合って傾聴していけるような寄り添って行けるような看護師になれればと思っています」
助産学科
大村歓捺さん:「今コロナということもあって立ち合い(出産)の方も制限があって、そこで一番近くに寄り添えるのが助産師だったので、妊娠、出産、育児まで一番母親に寄り添える助産師として働いて行きたい」