名匠 ブルーノ・タウトが内装を設計 「旧日向家別邸」が27日から一般公開 静岡・熱海市
国の重要文化財である「旧日向家熱海別邸」は大規模な補修工事が終わり、27日の土曜日から一般公開が再開されます。
静岡県熱海市春日町に、実業家・日向利兵衛の別邸として1936年に建てられた「旧日向家熱海別邸」。木造2階建ての地下室は、世界的建築家ブルーノ・タウトが内装を設計したことで知られています。社交室は西洋風でありながら、竹や桐を多く使い日本の建築美を意識した造りで、タウトが残した日本に現存する唯一の建築作品です。
老朽化による雨漏りや耐震補強のため、熱海市は2018年からおよそ3億円かけて補修工事を行ってきました。一般公開は27日の土曜日から始まり、熱海市のホームページからの予約制です。