直木賞に島田市生まれの永井紗耶子さんの「木挽町のあだ討ち」 地元書店「1時間で売り切れた」
第169回直木賞に、静岡県島田市生まれの永井紗耶子さん(46)の「木挽町のあだ討ち」が選ばれました。
永井さん「ゆかりのある作品が書けて良かった」
永井さんは島田市生まれの46歳。2010年に作家としてデビューしました。物語の題材にもなっている歌舞伎に興味を持つきっかけは…。
第169回直木賞 永井紗耶子さん(46)
「島田市の帯まつりのおはやしの音だったりそういうものだったと私は思っています。自分のルーツというか、そういうものがある場所とゆかりのある作品が書けて良かった。デビュー当時から『そんなに私の作品を仕入れて大丈夫ですか?』って言うぐらいに、仕入れて応援してくださった書店の方たちがたくさんいらして、暖かく見守ってくださったことに感謝を申し上げたいと思います」
島田市では
永井さんが生まれた島田市では…。
能地優アナウンサー:「こちら永井さんの本のコーナーですが、 “木挽町の仇討ち”は開店からたったの1時間で売り切れてしまったということです」
島田市内の書店では、直木賞受賞を知らせるポップが早くも作られていました。書店の店長も永井さんの受賞に大喜びです。
焼津谷島屋アピタ島田店 川口真有美店長:「以前から応援させてもらっていたので、これでより一層多くのお客さんに知ってもらえるなと思いまして、本当にうれしいの一言です。地元作家さんというのもありますし、それ以上に作品の良さがすごく本当に魅力的なので、これからもずっと応援していきたいなと思っています」