加害者が施設従事者というケースが増加 障害者への虐待…総件数は減少 静岡県

 障害者に対する虐待の調査で、静岡県内では全体の件数は減っているものの、施設従事者による虐待が増えていることが分かりました。

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加害者が施設従事者というケースが増加 障害者への虐待…総件数は減少 静岡県

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 厚生労働省が2020年度を対象にまとめた調査によりますと、静岡県内で受け付けた障害者虐待の相談・通報件数は159件。そのうち虐待と判断されたのは46件で、前の年度から17件減りました。内訳は、家族など養護者による虐待が33件で前年度から22件の減少。逆に障害者福祉施設の従事者による虐待は13件と5件増えました。いずれの場合も虐待の種別では「身体的虐待」が最も多くなりました。

 県では相談窓口の周知を図ったり、関連事業者の研修を実施したりして虐待の防止に取り組むとしています。