池の底がむき出しだった楽寿園の小浜池 水位が過去最高更新 長雨などの影響か 静岡・三島市
富士山の雪解け水が湧き出すことで知られる、静岡県三島市の楽寿園にある小浜池の水位が25日、記録が残る1958年以降で最高の217センチとなりました。これまでの記録は1961年6月の215センチでした。
水が満ちている小浜池 三島市提供
江戸時代、小浜池の水は地域の水源になっていましたが、近年、水が枯渇して池の底がむき出しになるほどになっていました。楽寿園によりますと、高度経済成長期以降、上流で多くの地下水を使うようになったのが原因だとみられます。
池の底がむき出しのときも… 三島市提供
ところが、去年秋以降の降水量が多かったことから地下水があまり下がらず、最近の長雨の影響もあり、水位が上がったのではないか、ということです。 楽寿園では、「地下のことなので断定できないが、この夏いっぱいは豊かな水がある小浜池を楽しめるのではないか」と期待を込めています。