おしゃれな車に森林も… アウトドアは気軽にレンタルで コロナ禍で誕生した新サービスを伊豆で体験
アウトドア用の軽自動車をレンタル
松田和佳アナウンサー:「結構広々としてますね」
KEITAN
佐藤良太店長:「そうですね。これも倒れまして、平らにすることでフラットにすることができます。
後部座席を倒して木の板を広げると、運転席から後ろは全てフラットになります。
松田アナ:「すごい」
車の中が木張りになっているのはすごくおしゃれだし木のいい香りがします。
松田アナ:「ここに寝てみてもいいですか?」
佐藤店長:「もちろんいいですよ」
松田アナ:「天井もすべて木だから癒される。結構広くてリラックスできます」
広さは1.5畳ほど。内壁にはすべて伊豆産のヒノキが使われています。これで大自然の中に行けば、まさにこの場所とマッチしてとてもいい感じになります。そう実はこの車、アウトドア用にカスタマイズされた軽自動車だったんです。KEITANはこんな可愛らしいアウトドア用の車をレンタルできるサービスを先月から始めました。
KEITAN
佐藤良太店長:「初心者、ちょっと行きたいけど行きにくい方に使いやすいようにまず軽自動車を選定した。外もポップな感じですけども中のフロントの辺りがおしゃれな感じになっています」
さらにこの車だけでなくオシャレなランタンや、さまざまな用途にあった数種類のテント、ハンモックなど、キャンプ用品も一緒にレンタルすることができます。目的に合わせてセットは4種類、初心者にピッタリのビギナーセットや豪華なデラックスセット、キャンプ先で仕事ができるリモートセットなどがあります。
KEITAN
佐藤 良太店長:「伊豆はものすごく魅力があるので、その伊豆の楽しみ方をそれぞれみんなの形で見つけてほしいという思いで始めました」
軽自動車のレンタルは1日7480円から。予約は徐々に増えていると言います。
いざキャンプに出発
松田アナ:「きょうはこちらの軽自動車をレンタルして楽しみたいと思います。佐藤さん行きましょう!」
佐藤店長:「行きましょう」
軽自動車にキャンプ道具を詰め込んで出発!一体どんな楽しみ方ができるんでしょうか。普段から運転しているという松田アナ。走り心地はいかがですか?
松田和佳アナ:「コンパクトな分、小回りもききやすくてすごく運転しやすいです」
まずは狩野川のほとりでコーヒータイム。
松田アナ:「この景色見ながらずーとここにいたいですね。日頃の疲れがすべて取れちゃうような」
ちなみにマットを敷けば車の中でゆったり横になって寝ることだってできちゃいます。キャンプ用品を詰め込んだ車は、次の目的地へ。またまた何かをレンタルできるところへ向かいました。
松田アナ:「山に登ってきました。佐藤さん見てください。相模湾を一望できちゃう」
佐藤店長:「いい眺めですね」
松田アナ:「実はこの場所をレンタルすることができるんです」
緑あふれる山もレンタル?
2人がやって来たのは伊東市にある山の中。続いては、なんと緑あふれる山や森林をレンタルしちゃいます。一体どういうことなのでしょうか。
Q:この場所はどういったレンタルスペースなんでしょうか?
宇佐美農園
加藤泰克 取締役:「こちらはもともとみかん農園になります。みかん農園に区画を作って年間で利用できるキャンプ場を始めました」
もともとこちらは、ミカン狩りなどが楽しめる観光農園でした。その土地を35の区画に分け、キャンプ用スペースとしてレンタルするサービス、「フォレンタ」を始めました。レンタル料は年間13万2000円。1年中いつでも好きなだけキャンプができます。
宇佐美農園
加藤泰克 取締役:「ファミリーの方とか定年されて自由な時間がある方が利用している」
どんなキャンプが楽しめるんでしょうか。KEITANでレンタルした道具を降ろして準備スタートです。
松田アナ:「完成しました」
佐藤店長:「お疲れ様です」
相模湾を見下ろす絶景ポイントでキャンプ、設営完了です。オシャレな道具で雰囲気も抜群。かわいらしいテントも気分を上げてくれます。でも魅力はこの景色だけではないんです。
宇佐美農園
加藤泰克 取締役:「もう一個おすすめのエリアがあるんですよ。もしよかったらそっちも行ってみませんか」
松田アナ:「行きたいです」
おすすめのエリアでキャンプ飯
おすすめのエリアとは?
宇佐美農園
加藤泰克 取締役:「こちら今の季節にすごくおすすめの区画なんです」
松田アナ:「タケノコがたくさん生えてる」
加藤さん:「そうなんです」
松田アナ:「この場所もレンタルすることができるんですか」
加藤さん:「そうです。こちらもレンタルしてます」
斜面いっぱいに生えているのは、タケノコ。この区画をレンタルすれば、このタケノコも取り放題なんです。
松田アナ:「私も取りたいです。ぜひやってみましょうか、楽しみだな。いきます。すごい音がする。たけのこが出てきた。掘れました。やったー」
立派なたけのこが掘れました。自然の山ならではの楽しみです。今回はこのタケノコを豪快に丸焼きにします。焼き上がりを待つ時間も楽しいんですよね。
松田アナ:「ここをお借りしたとしたら、穴を掘ってみたり少し斜面を平らにしてみたりとかは、やっていいんですか」
加藤さん:「自分の借りているスペースに関してはそういうこともしていただいて大丈夫」
松田アナ:「家からちょっと離れたところにある自分の庭のような」
加藤さん:「庭のような」
さあ、タケノコが焼きあがりました。掘ったばかりで新鮮そのものです。
松田アナ:「いただきます。ホクホクですね。そしてすごく甘い」
自然の中で食べるキャンプ飯。家で食べるのとは一味違いますね。実は加藤さんがこの森林レンタルサービスを始めた背景にはコロナの影響がありました。
宇佐美農園
加藤泰克 取締役:「ミカン狩りはどうしても集客、お客様が来られなくなってしまったので、農園も荒れてきてしまったりとか。ここならキャンプ場ができるかなという発想をして、人が入ってキャンプをすることによって景観も維持されていくという」
そして、佐藤さんが始めたアウトドア向けの軽自動車レンタル「KEITAN」も、誕生のきっかけはコロナ禍でした。
KEITAN
佐藤良太店長:「在宅ワークが盛んになる中で、コーヒーを飲みながら大自然みたいな。そこで仕事ができたら僕として楽しめる」
長引くコロナ禍で生まれた2つのレンタルサービス。新しい時間の過ごし方を提案してくれています。