処方箋を持たない客に薬を販売した薬局を行政処分に 静岡県

処方箋を持たない患者に薬を販売した薬局に対し、静岡県は業務停止命令と改善措置命令の行政処分を下しました。

画像: 処方箋を持たない客に薬を販売した薬局を行政処分に 静岡県

行政処分を受けたのは沼津市の薬局です。
県東部健康福祉センターによりますと、この薬局は去年4月から今年10月までの間、処方箋の交付を受けていない5人に対して、処方箋医薬である抗不安薬などを販売しました。
また、医薬品の購入、販売の記録を保管していませんでした。
県は薬局に対して28日から24日間の業務停止命令と改善措置命令の行政処分としました。
県の聞き取りに対し薬局の経営者は、「病院が休みの日などに、つらそうな患者さんの様子を見るとつい薬を販売してしまった」と話しているということです。
県が薬局に対し行政処分を出すのは16年ぶりで、今後薬局に対する監視を強化するとしています。