レッツ!溶接 オリジナル作業着で溶接体験 業界のイメージを変える 静岡・沼津市
久保円華アナ:
「近所の人がカフェだと思って入ってきてしまうというこちら、実はある企業の社食なんです。いったいどんな企業だと思いますか?」
センスのいい観葉植物に、インスタ映えしそうなインテリア。ランチ中の社員を覗いてみると、その雰囲気とはややギャップのある屈強な男性たち。
久保円華アナ:
「正解は、鉄工所です。」
沼津市にある影山鉄工所(かげやまてっこうしょ)。創業70年以上の歴史があります。
モノづくりの面白さ 溶接を身近に
影山鉄工所・影山彰久社長:
「モノづくりの面白さというのをどういう形かで会社から発信していきたいなと思っていて、その中で溶接を体験していただくというのが一番早いかなということで」
今週(7日)から溶接体験を本格的に始めました。第1号の挑戦者は、横浜市からきた久保田さん一家です。長女の瑚子(ここ)ちゃんが鉄の板に下書きします。
横浜から来た・久保田俊平さん
「ちょうど家を買うところなので、できれば表札つくりたいなと思って」
オリジナルの作業着で体験
体験するときの作業着は、影山鉄工所のオリジナルデザイン。長男の逸平(いっぺい)君もキマっています!
まずは鉄を切断する「溶断」という作業です。
溶断の様子
家族が見守る中、俊平さんがローマ字で書かれた「KUBOTA」の文字を切り取ります。
影山鉄工所・影山彰久社長:
「子供の間に溶接を体験していただきたいと思っていて、僕らの仕事のなかで溶接が一番花形と言いますか、製造の中でも面白いんですよ。なのでその溶接の部分を最初に、小中学生にもやっていただきたくて、僕らの業界を知っていただきたくて」
レッツ!溶接
業界で花形と言われる溶接。体験してみました。
久保円華アナ:「がんばるぞ!」
強い光で目を痛めてしまうため、SF映画の悪役キャラクターのような仮面をつけて作業します。
久保円華アナ:
「今からこの2枚の鉄の板を1枚にくっつけます。レッツ溶接!」
久保円華アナ&影山鉄工所 坪内寛幸さん
久保:「コツはなんでしょう?」
坪内:「コツはスピードと距離を意識して、一定のスピードで一定の距離を保ってゆっくり動かすことです。」
久保円華アナの溶接
「いきます。ファイアー。
自分の目の前に花火が上がっている感じです。さぁくっついているか。
かたつむりのペースで・・・どうだ!」
久保円華アナ&影山鉄工所 坪内寛幸さん
久保:「おお!?あっ・・・怪しい。先生、判定お願いします。」
坪内:「半分くっついているので50点」(※♪:チーン)
マイホームの顔 表札の完成
これまで縁がなかった溶接を身近なものに。久保田さん一家が挑戦した表札=マイホームの顔が完成しました。
横浜から来た・久保田俊平さん
「純粋に楽しかったです。こんなふうにできているんだって初めて知ったので、あと、まあまあうまく出来たかなと思っています」
業界イメージのアップ
影山鉄工所・影山彰久社長」
「『きつい』『汚い』『危険』という業界なので、あまりいいイメージがないというのが間違い無いと思いますね。やっぱり僕らがやっていることというのをしっかりと知っていただいて業界全体の地位向上に尽力できるような形をとっていきたいと思う」
イメージを変え、活性化を目指す影山鉄工所。「きれいで」、「かっこよく」、「感動する」業界へ。近い将来、新しい3Kが定着するかもしれません。