「おとうさんはウルトラマン」などの絵本作家が読み聞かせ 伝えたのは「夢」 静岡・三島市

 絵本を通じて小学生にメッセージを伝えました。大人気の絵本作家が自ら読み聞かせです。

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『おとうさんはウルトラマン』などの絵本作家が読み聞かせ 伝えたのは「夢」 静岡・三島市

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杉沢洋佑記者:「教室に児童が続々と集まってきました。これから三島市在住の絵本作家による絵本の読み聞かせが行われます」

 静岡県三島市の小学校を訪れた宮西達也さん。「おまえうまそうだな」「おとうさんはウルトラマン」などの作品で知られる絵本作家です。
 自分で書いた絵本を小学6年生に向けて、読み聞かせをしました。

読み聞かせ『おまえうまそうだな』
「ガオー!」
「ひひひひ…おまえ、うまそうだな」
「名前知ってるんだからお父さんだよね? なっ…名前? うん。お前、うまそうだなって。僕の名前うまそうなんでしょ」

 軽快なテンポに笑いを織り交ぜた宮西さんの世界に、子どもたちは引き込まれていきます。マスクで半分隠れた顔もほころんでいました。読み聞かせには校長先生や6年の担任も参加。
 三島市の隣にある清水町のゆるキャラ、ゆうすいくんの絵本では登場人物になりきりました。

読み聞かせ『ドロドロドロンキーとゆうすいくん』
「どろんこの妖精がうまれましたよ」
「ドロドロドロ、おれドロンキー。いじわる・いたずら・きたないの大好きウヒヒヒヒ」
「めちゃくちゃうまいね」

 読み聞かせの後に宮西さんが伝えたのは、「夢」について。

宮西達也さん:「おじさんは、みんなぐらいの時からもう夢があったの。みんな夢ある人? 夢はとっても大事です。夢のために人の2倍・3倍・4倍・5倍がんばるんだ、そう思ったら夢叶うよ」

 子どもたちは学年を重ねると、絵本に触れる機会が減りますが、その魅力を再発見したようです。

児童(男の子):「(絵本は)お母さんが子供に読み聞かせる印象だったんですけど、大人でも読めるような話だということが分かってよかったです」

児童(女の子):「楽しかった」
記者:どんなところが?
児童(女の子):「ツッコミとか先生たちの演技とか面白かった」

 生まれ育った清水町や三島市での経験を絵本で表現しているという宮西さん。絵本にメッセージを込めています。

宮西達也さん:「かけっこしたり、蒸気機関車見て楽しんだり、色々なことがここ(絵本)に入って、それが今、本に出てる。だからこそ今の子どもたちにも、体験を大事にしなさい、感動を大事にしなさい、これは言い続けたいです」