2026年4月に静岡市に開校する「学びの多様化学校」に52人の入学申請
不登校の中学生を対象にした「学びの多様化学校」が2026年4月、静岡市に開校します。市は、52人の入学申請があったと発表しました。
「学びの多様化学校」は、中学校の不登校生徒を対象にした、いわゆる不登校特例校で、県内で初めて設置されます。静岡市立末広中学校の分校の扱いで、4月から静岡市葵区の新通小学校に開校します。
通常の年間総授業時間数より165時間少ない850時間でカリキュラムが組まれ、教育政策アドバイザーが手掛ける市独自の教科が新設される予定です。
市によりますと、12月5日に入学申し込みが締め切られ、新1年生は31人、新2年生は7人、新3年生は14人の合わせて52人の申請があったということです。
一方で、市は個別指導の実施などを踏まえ、各学年16人程度を定員としていて、新1年生は定員を大幅に上回りました。
中村百見教育長は12月23日の会見で、「欠席日数や別室の登校日数などに一定の基準を設けて(入学予定者を)決定していきたい」とした上で、「(定員)人数を超える可能性はある」と話しました。
市はこれまでに入学希望者の面談も行っていて、選考を経て、2026年1月に入学予定者の保護者へ通知するとしています。

