タミヤ社長「静岡はホビーの街」石坂浩二さん「静岡は聖地」で力作出品 静岡市で模型展示会
根方ゆき乃記者:「ビーズで作られた鬼滅の刃のキャラクター模型や…スターウォーズに出てくるロボットなど、模型ファンの力作が会場にずらりと並ぶ」
静岡市で8日から始まった模型の展示会。新型コロナの影響で、毎年5月に行われる「静岡ホビーショー」が中止になったことを受け、代わりのイベントとして、規模を縮小して行われています。
タミヤ 田宮俊作社長:「ホビーショーをやらないと、模型を作っている人たちの交流ができないので、寂しいという話を聞いたので」
県内外から53の模型クラブが集まり、900点ほどの力作を展示しています。そこにはなんと…、俳優の石坂浩二さんの姿も! 芸能界きっての模型愛好家です。
石坂浩二さん:「プラモデルの魅力というのは、まず箱を開けるとキットが入っていて、そのキットにバラバラに入っている。バラバラの仕方がそれぞれの会社や、作った人の考え方が反映されていて…」
模型への愛が止まらない石坂さん。石坂さん率いる模型クラブ、「ろうがんず」が手掛けた作品がこちら。
根方ゆき乃記者:「1年ほどかけて作られた戦艦の模型。石坂さんの作品もある。下がって見てみると…、より精密さがわかります」
タイトルは「帝国連合艦隊」。軍艦が160隻集結した作品で、石坂さんは「大和」などを担当。700分の1に縮小されたパーツをピンセットや爪楊枝を使いながら組み立てたといいます。
石坂浩二さん:「静岡はやはり聖地。静岡でホビーショーをやれるということは、全国的に憧れの地へ行けるという気持ち。来年は是非、やれるような世の中になってもらいたい」
他にも会場には手の凝った作品がずらり。
こちらは、ビーズを使って作られた、あの人気アニメの模型です。立体的で表情までしっかり再現されています。
また、このキャラクターの模型は、100円ショップの粘土を使って作られました。
訪れた母と娘:「細かくて見入ってしまう。かわいい。ホビーショー
に行ったことはないが、もっと広いところでやっているのも、また来てみたい」
訪れた男性:「(規模は)小さい形でも、いろいろなプラモデルを見ることができてよかった」
自粛ムードの高まりでおうち時間が増え、追い風が吹く模型業界。大手模型メーカー・タミヤでは、前の年と比べて販売は30%以上増え、生産が追いついていない状況だといいます。
来年は、模型の聖地『静岡』に、世界中の模型ファンが集まることを期待しています。
タミヤ 田宮俊作社長:「静岡はホビーの街なので、ホビーの愛好家がここに集まるのは当たり前。静岡は模型の街だということをまた印象付けたいです」