高校の授業で「マイナンバーカード」 自治体の担当者が出前講座 利用方法の説明だけでなく実際の申し込みも 静岡・湖西市
静岡県内高校では初の取り組み
鈴木誠記者:「こちらの高校では政治経済の授業の一貫としてマイナンバーカードに関する授業が行われています」
出前講座が行われたのは静岡県湖西市の新居高校。マイナンバーカードをテーマにした授業は県内の高校では初めてといい、3年生14人が出席しました。
本人確認書類としても活用できるほか、コンビニなどで住民票の写しの取得にも利用出来るマイナンバーカード。子どもから大人まで全ての国民が申請できます。県全体の交付率は今月1日時点で41・3パーセントと全国平均とほぼ同じです。
湖西市の普及率は全国平均以下…若年層への普及が課題
一方、湖西市は38・1パーセントと県や全国の平均を下回り、中でも15歳から19歳の交付率が低く、若年層への普及が課題となっていました。
湖西市DX推進課
岸大樹 係長:「マイナンバーカードで出来ること、主にこの5つぐらいかなっていう風に思っているのでちょっと順番に説明させてもらおうかなって思います」
講座では市の職員から、カードの利用方法を始め、2024年度末をめどに運転免許証との一体化が始まることなどが説明されました。
実際にカード発行の申し込みも
カード申込やりとり「はいチーズ カシャ またいきまーす はいチーズカシャ こんな感じで大丈夫そうですか? はい」
生徒たちは話を聞くだけにとどまらずその場でカード発行の申し込みも。サポートを受けながら申請用紙に必要事項を記入していきました。
申し込んだ女子生徒:「意外と簡単に作れて驚きました」
申し込んだ男子生徒:「僕はまだ車の免許とか取るつもりがないのでその代わりに身分の証明になるからとってもいいなって思いました」
1カ月ほどすれば交付通知書が自宅に届き、市役所でカードを受け取れる見込みです。
湖西市担当者は…
湖西市 DX推進課
岸大樹 係長:「市民の皆さんに本当にマイナンバーカードがメリットがすごく大きいものになってきたかなと思いますので。キャンペーンとか2万円のマイナポイントの事業とかも始まっていますので是非お早めにマイナンバーカードの取得をお願いしたいと思います」