舘山寺温泉「ホテル九重」が営業終了へ コロナ禍で「経営圧迫」 浜松市
浜松市の浜名湖舘山寺温泉にあるホテルが、
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で営業を終了することがわかりました。
遠州鉄道 丸山晃司専務:「浜名湖舘山寺温泉ホテル九重について、営業を終了し、建物を解体することを決定しました/これまでご愛顧いただきましたお客様、並びに関係者の皆様には心よりお礼申し上げます」
浜松市の舘山寺温泉にある「ホテル九重」。
1987年に開業して以来、浜名湖を一望できる高級旅館として人気を集めました。
開業して数年で宿泊客がピークとなり、年間宿泊客数が10万人を超えることも。
しかし、新型コロナの感染拡大により、去年4月から1年以上にわたって臨時休館。
建物が老朽化していることもあり、きょう、運営元の遠州鉄道の取締役会で営業終了と建物の取り壊しを決定したということです。
遠州鉄道 丸山晃司専務:「どのタイミングで営業再開できるかというのを探りながらやってまいりましたけど、やはりお客様が入っていない状態の建物というのは非常にメンテナンスができていないので、非常に老朽化を一気に進めるという所でもあります(Q元をたどるとコロナ禍の経営圧迫ということか?)経営圧迫というのはもちろんですね、コロナで非常に大きい影響を受けていますので、特に旅館業、相当なインパクトがありましたので、間違いなく影響はあったと思います」
観光地・舘山寺を象徴するホテルの一つでもあった「ホテル九重」。
今後、ホテルの跡地はどのように活用されるのでしょうか。
遠州鉄道 丸山晃司専務:「今回のホテル九重の解体については、時代が移り変わる、お客様のニーズが移り変わる中での過点というとおかしいですけど、そういったものの一つなのかなというふうに認識をしています/舘山寺地区にとっても、私ども遠鉄グループにとっても重要な場所になりますので、これからきちんと話をして、いろんな可能性を考えているところです」