天城山の紅葉進む…カメラを持った多くの観光客が訪れ、ワンちゃんとのコラボを楽しむ人も
「道の駅 天城越え」には多くの観光客
西尾梓アナウンサー:
「こちらご覧ください。葉の色づきが進んでいて赤と緑のコントラストが美しいですよね。こちらは『道の駅 天城越え』の中にある、昭和の森会館の庭園です。こちらのモミジやドウダンツツジの色づきがかなり進んでいます」
伊豆市から河津町へと向かう、国道414号沿いにある「道の駅 天城越え」。
その中にある「昭和の森会館」には、数十本のモミジが植えられ、紅葉スポットとして知られています。
全体を見れば、本格的に色づきを増していくのはこれからといった様子でしたが、天気に恵まれたこの日、カメラを手にした大勢の観光客の姿がありました。
御殿場からの観光客:
「主人がネットで調べて、こちらの紅葉がきれいだということできょう来た。モミジがたくさんあって、緑色のモミジとか赤や黄色、そちらのモミジがとてもきれいだった」
東京都からの観光客:
Q.きょうの紅葉狩りは?
妻)大満足です。赤いモミジがとても青空に映えて。
夫)天気が青空だから本当にきょうはきれいに見える。
Q.紅葉狩りの一番の魅力は?
夫)きれいなところが上手く撮れるのが一番かなと、癒やされるというか。
妻)日々忙しい生活をしているので、心もゆっくり癒やしたいと思って見に来る
ワンちゃんと紅葉を楽しむ人も
中には、毎年欠かさずこの場所を訪れているという人も…。
富士宮から来た 望月さん:
Q.いいですね、ワンちゃんも一緒に?
「この子もここは4回目ぐらいかな、毎年この子と来て。そこで写真を撮ってというのが恒例になっている。今年はこのテーブルを買ったので、これにワンちゃんを乗せて紅葉をバックに撮ろうかなと」
こちらの望月さん夫婦。週に1回は愛犬と観光地を訪れ、そこで「映え写真」を100枚以上撮影するという生粋の愛犬家だそう。
カメラは全くの初心者でしたが、少しでもきれいに撮りたいと、独学で勉強したそうです。
西尾アナ)赤のじゅうたんにワンちゃんが可愛らしいですね
望月さん)下に置いて撮ると、すごくいいんですよ。
西尾アナ)頭に今、モミジを乗せていますけど?
望月さん)もうね、おやつが欲しいもんで…(カメラを見せて)だいたいこんな感じ。
西尾アナ)いいですね、ワンちゃんの後ろの紅葉という…
望月さん)服の白が正解だったと思って。本当はもう少し真っ赤だといいんだけど…。
気合が入る、愛犬の「ももちゃん」との撮影タイム。
望月和秀さん:
「家族写真なんてほとんどない、ワンちゃんだけです」
Q.きょうの奥様の写真も?
「ないです。肩に抱っこしていても顔は出さないし、上に持ち上げたら手しか写らない。(カメラは)もうワンちゃん専門です」
普段は愛犬の「ももちゃん」専門カメラマンの和秀さんですが、この日は紅葉をバックに、妻・麻喜子さんの写真も撮影していました。
天城山では23日ごろ見ごろ迎える見込み 川のせせらぎと紅葉を楽しんではいかが?
天城山周辺の紅葉は、この他にも…。
西尾梓アナウンサー:
「こちらも紅葉スポットとして有名な出会い橋です。まだモミジは色づき始めた段階なんですが、紅葉期間中はライトアップが行われるということで、また昼間とは違った景色が楽しめそうです」
こちらは「道の駅 天城越え」から車で10分ほどの場所にある「出会い橋」。
同じ形をした2つの橋を表し、2つの川の合流地点にあることが由来です。
遊歩道の周りにはモミジやイチョウが植えられ、川のせせらぎを聞きながら、紅葉を楽しむことができます。
紅葉シーズンにはライトアップが行われ、ハートマークのオブジェと紅葉を一緒に収めた、“映え写真”を撮ることも…。
西尾梓アナウンサー:
「旧天城トンネルの入り口です。こちらも紅葉スポットなんですが、まだ葉の色づきは始まっていません。ただ、周辺には豊かな自然が広がっていて100年以上続くトンネルと共に風情を感じることができます」
こちらは「道の駅 天城越え」から車で10分ほどの場所にある「旧天城トンネル」。
石川さゆりさんの名曲「天城越え」の歌詞に、「天城隧道」として登場することでも知られています。
取材した時点では、紅葉が深まるのはこれからといった印象。ウェザーニュースによれば、23日ごろに見ごろを迎える見込みです。
書き入れ時の紅葉シーズン。観光の拠点となっている「道の駅 天城越え」では、期待感を高めています。
道の駅 天城越え 内田藤久支配人:
「たくさんお客様いらっしゃっていただいて、ぜひ伊豆半島の紅葉を堪能していただければと。たくさんのお客様に来ていただいて、お土産なんか買っていただければうれしい」