新型コロナが影響か 金塊が1年間で4億円以上値上がり、世界最巨大250キロは18億円以上で御利益も? 静岡・伊豆市 土肥金山
250キロ、世界一大きな金塊
伊豆市にある観光施設、土肥金山に展示されているのは、重さ250キロにも及ぶ巨大な金塊です。世界一大きな金塊としてギネスにも認定されたこちらの金塊がいま、新型コロナの影響で大幅に値上がりしていると言います。
土肥金山 国分歩課長代理:「8月の頃にこちらの世界一の巨大金塊が、18億円になるくらいに金相場が上がっています。金の価値がどんどん上がっているということで、私たちも非常に着目しているところです」
景気後退の懸念から需要高まる
金は「有事の安全資産」とも言われます。
金の価格はこの10年の間、1グラム約3500円から5000円ほどでしたが、新型コロナが拡大し始めた今年の4月ごろからは、世界的な景気後退への懸念から需要が高まり、価格が一気に上昇。現在は7000円を超える値段がつけられています。こちらの金塊は1年前に比べ、4億円以上も値上がりしたと言います。
観光客 40代女性:「18億円と聞いて、現実味がないですよね。金額が大きすぎて、金も大きすぎて…」
観光客 30代男性:「金塊の写真を撮ったので、持っていればいいことが起きるかなと。パワースポットもあると言っていたので、そこにも行って金運を上げて帰ります」
金塊に触れた松田アナ「金のパワー…みなぎる感じが」
そして、実はこちらの金塊は…。
松田アナ:この金って実際に触れたりするんですか?
土肥金山 国分歩課長代理:「はい触れます。ぜひ触っていただききたいです」
松田アナ:冷たい!結構ツルツルしてます…。金のパワーを感じます。
ディレクター:どんなパワーですか?
松田アナ:どんなパワー!? 手のひら全体から18億円の重みが伝わってきて、みなぎる感じがします。
金のパワーが本当にあるかはわかりませんが、施設によればこの金に触ることで、金運が上昇する御利益もあるとのこと。
さらに、触ることができる金塊は他にもあり、こちらは重さ12.5キロの金塊。かなりの重さですが、うまく持ち上げることができれば、まるでこの金塊を自分で手に入れたかのような写真を撮ることができます。
9100万円の金塊を持ち上げようとするが… 「ダンベルならいけるけど」
松田アナもなんとか持ち上げようとしますが…
松田アナ:持ち上げたいよー!ダンベルならいけるんですけど…
ディレクター:あんまり乱暴にすると、これ9100万円なんで…。
松田アナ:9100万円ですか? じゃあ、この辺でやめときます。
9100万円という値段を聞き、萎縮してしまった松田アナ。
新型コロナによって金の価格は大きく高騰していますが、施設にとっては、うれしいことばかりではありません。
土肥金山 国分歩課長代理:「客足は昨年に比べて約50%から60%ぐらい減っています」
新型コロナの影響を受け、客足は去年の半分以下に。売り上げも大幅に減少していると言います。
金のマスクも販売
そんな中、巻き返しを図ろうと、金のマスクの販売も始めています。もちろん実際の金ではなく、金色の布で作られたものですが、7月の発売からすでに1000枚以上が売れ、施設も期待を寄せていると言います。
土肥金山 国分歩課長代理:「コロナの影響で気持ちを落としているだけでは困るので、みんなで元気を出してやりたいと常々思っているので、金の高騰と一緒に、土肥金山にご来館いただける方もどんどん上がっていけばいいかなと思っています」