淡島ホテル 新会社のもと営業再開 「未来につなげていきたい」 静岡・沼津市
破産をめぐる事件に揺れ、臨時休業が続いていた静岡県沼津市の淡島ホテルが新会社のもと、きょうから営業を再開しました。
三浦徹記者:「淡島ホテルは営業再開にあたり壁を塗り替えたということですが、見た目は以前とほとんど変わっていません」
淡島ホテルは2019年、負債額400億円を抱えて倒産し臨時休業となっていました。元の運営会社社長らが破産をめぐり、違法な手続きを行ったとして逮捕されるなど揺れ、去年11月から臨時休業していました。その後ホテルの管理・運営を行う新会社「フェニックス」が設立され、運転資金の調達や設備投資などに目途が立ったことから、きょう営業を再開したものです。
初日の予約客は8組11人。午後2時、最初の客が訪れました。
宿泊客1:「淡島ホテルが大好きなんで、きょうこの日がくるのが待ち遠しかった」
宿泊客2:「ホテルのみなさん、従業員のみなさんにありがとうと、おめでとうを直接伝えられることができて本当にうれしい」
フェニックス
杉森大樹社長:「やっとこの日を迎えることができました。本当にうれしく思っております。これからも変わらない淡島ホテルをめざして、未来につなげていきたいと思っておりますので」
今後1カ月程度は、営業日や客室の数のほか大浴場など利用できる施設の範囲に制限をかけ、来月下旬をめどに本格的な再開を目指すとしています。