100年以上前に接ぎ木した一枝が20メートル四方の藤棚に 「長藤」が見ごろ 静岡・牧之原市

 静岡県牧之原市の東光寺敷地内にある長藤が見頃を迎え、15日から「まつり」が開かれます。

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100年以上前に接ぎ木した一枝が20メートル四方の藤棚に 「長藤」が見ごろ 静岡・牧之原市

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 東光寺の長藤は、1915年に住職の入山を記念して、磐田市行興寺の「熊野の長藤」の一枝を境内のヤマフジに接ぎ木したのが始まりです。以来、長藤は地域の保存会によって大切に守られ、根回り4メートル、広さ20メートル四方の藤棚を作るまでに成長し、市の天然記念物に指定されています。

東光寺長藤保存会 中西勝男会長:
Q.どうですか?花の状態は
A.「今、五分咲きで花が綺麗で、香りが一番いい時です」

 保存会によると、今年は例年より5日早い開花となり、あと1週間ほどで
満開を迎えるということです。

 長藤は甘い香りを漂わせながら、長さ1メートル前後の房に薄紫色の花を咲かせており、藤棚の下では地元の人たちが昼食を楽しんでいました。

 東光寺長藤まつりは15日から30日まで開催される予定です。