まだ間に合う!静岡県内のふるさと納税 「マグロ・包丁セット」に「2000万円のピアノ」

年の瀬を迎え、駆け込みの時期を迎えているのが…。

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30代:
「毎年頼んでいる。食べたかったお肉などを頼んだ。宮城とかだったと思う」

50代:
「生まれ育ったのが岡山市で、そこにしようかなと。ふるさとに貢献という意味で」

去年はおよそ500万人が利用。過去最高額の6725億円が自治体に寄付され、益々勢いを増す「ふるさと納税」。

今年はコロナ禍で家にいる時間が増えたことにより、総菜や加工食品、ティッシュなどの日用品に人気が集まっています。

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一方で、今やもらえるのは「モノ」だけに留まらないようです。

アナウンサー:
「裾野市民文化センターに来ました。こちらにふるさと納税の返礼品があるようなんですが、何があるのでしょうか?」

裾野市のふるさと納税の返礼品は…。

裾野市民文化センター 土屋光市係長:
「このホールでピアノを弾くことができる」

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1000席以上ある大ホールを1時間独り占めして、取引価格およそ2000万円、世界最高峰と言われるピアノの名器「スタインウェイ」を弾くことができるんです。

裾野市民文化センター 土屋光市係長:
「食べておいしいとかが地域の魅力が一番伝わると思うが、文化や芸術というものも伝えることができるんじゃないかなという、ちょっとした面白い試みとして見てもらえるとうれしい」

アナウンサー:
「大ホールなので音がきれいに伸びますね。やっぱりピアノっていいですね」

ピアノだけでなく、ホールの座席も自由に使うことができます。モノだけではなく、体験に価値を見出したふるさと納税の新たな形。施設側も大きな期待を寄せています。

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裾野市民文化センター 土屋光市係長:
「コロナ禍で密を避ける時代になっている。身内の方たちのみで楽しめるコンサートを1000人規模のホールの中でできるので、ぜひ参加いただけたらと思う」

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利用者が増える中、去年県内で寄付金額トップに輝いたのは焼津市。

その額は52億円余り。全国でも10位と、他県からも注目を集めました。さらに今年は去年の1.5倍の件数の寄付が集まっているのです。

焼津市役所 ふるさと納税課 大石寿和さん:
「やはりコロナの影響もあって自宅でマグロとか海鮮を楽しみたい方がいらっしゃいまして、結構寄付が集まっている。また缶詰などもかなり人気が出ている。焼津市にはサッポロビール静岡工場がありまして、ビールのエビスビール黒ラベル等と一緒にマグロを食べる方も非常に多くなっている」

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そして、今年は他の市とタッグを組んだ新たなキャンペーンを始めました。

焼津のミナミマグロをよりおいしく楽しんでもらおうと、刃物の産地・岐阜県関市の刺身包丁をセットでPR。

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また、焼き物の生産量日本一を誇る土岐市(岐阜県)とは「美濃焼の器で焼津市のマグロをいただく」という掛け合わせを提案しています。

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焼津市役所 ふるさと納税課 大石寿和さん:
「近年ふるさと納税というのが各自治体の競争みたいな形になっておりますけれども、ふるさと納税事業というのが、やはり各自治体が共に作りながら一緒にPRしながら各自治体の直産品を全国に発信するような形で進んでいけたらいいなと考えております」