【暑い】もう「真夏日」に…3地点で5月の最高気温更新 怖いのが『隠れ脱水』 /今週の静岡
園児「暑かった」
「こうして(汗をぬぐって)ずっと歩いてた」
岩崎徹記者:「お昼時の浜松城公園です。日差しが強く立っているだけで汗がにじんできます。手元の温度計では32℃を超えています」
17日、浜松市の中心部や川根本町など6地点で30℃を超え、今シーズン初の真夏日に。浜松市の天竜と佐久間で34℃を記録。天竜など3地点で5月の観測史上最高気温を更新しました。
定休日のアイスクリーム店も急きょ開店
こちらのアイスクリーム店は元々定休日でしたが、気温が上がったため、急きょ店を開きました。
高校生
Q.なぜアイスを買おうと思った?
A.「暑かったので。(きょうは)夏です」
ウナギ屋さんも繁盛
18日は、静岡市の中心部や御殿場など9地点で今季最高気温を更新しました。28.6℃と、今季の最高気温を記録した三島市。この暑さのなか、店の外で順番を待つ人たち。皆さんのお目当ては…。
神奈川からの客
「やっぱり、暑いときはウナギで乗り越えようと」
そう、三島の名物といえば「ウナギ」ですよね。汗をかきながらもくもくとウナギを焼くご主人。
うなぎ店
Q.暑くないですか?
店主:「暑いですよ。でも、仕事ですから。ここでやってると外の温度がわからないくらい暑いんで」
スタミナ満点のウナギ。そのお味は?
愛知から来た客
「うまい。本当にうまい」
Q.今も汗をかきながら食べてますけど。
A.「ウナギ食べたいですね。それでも」
『熱中症』に注意を…怖い『隠れ脱水』
気温が急激に高くなった時に注意したいのが、「熱中症」です。7月から8月にかけて患者が多くなりますが、5月でも気温が高くなると、体が暑さに慣れていないため、特に高齢者は、熱中症のリスクが高まるといいます。
岩はし内科医院 岩橋昌雄院長:「高齢者は気温が高いのをあまり認識されない方が結構多い。周りの人が暑いと思っていても、本人があまり暑いと感じていないとか。逆に寒いと思ったりする」
人は年を重ねると暑さを感じにくくなり、体温調節が十分にできなくなるといいます。特に注意が必要なのは“脱水症状”です。
岩はし内科医院 岩橋昌雄院長:「脱水の症状というのは本来 体の中の水分が足りなくなるということで、皮膚の乾燥、舌の乾燥、口渇といったものがあるが、高齢者の方はそういう症状を自覚することが出来ないので、脱水が実際あるのに認識できない。そこで“隠れ脱水”ということが起きてしまう」
「隠れ脱水」は脱水症の一歩手前で、体に必要な水分が減っている状態のこと。何もしなければ脱水症や熱中症になってしまいます。どんな対策が必要でしょうか?
岩はし内科医院 岩橋昌雄院長:「電気料金が上がっていますから、エアコンを使うのをかなり躊躇されてしまうことがあると思いますが、熱中症を防ぐということでは、暑い部屋にいると、確率が高くなってしまうので、電気代のことはありますけど、積極的に部屋の温度管理をした方がいいと思う」
エアコンクリーニングの問い合わせも増加
熱中症予防にも有効なエアコン。この暑さで問い合わせが増えているのが「エアコンクリーニング」です。
Q.その黒いのは何ですか?
A.「黒いのは全てカビです」
温度や湿度でカビが生えやすいエアコン。連日の暑さでクリーニングの問い合わせが増えていると言います。
プレシャスONサービス 太田尚孝代表:「今年はゴールデンウイーク前から依頼が増え始めて、今月は150台のエアコンクリーニングの依頼が入っている。例年7月、8月がピークになってくるが、予測としては1カ月で200台ほどの依頼が来るのではないかと期待はしている」
作業時間は汚れ具合によるものの、30分から1時間ほど。自分ではなかなかできない本体奥のカビまできれいにしてくれます。
依頼者(焼津市):「さっきタンクの中を見ましたが、ちょっと黒くてぞっとしました。今年の夏はすがすがしい気分で過ごせそうです」